昨日は研究室で忘年会。 といっても、わたくし酒が全く飲めません(何故敬語)ので みんなビールのところ、一人静かに麦茶で乾杯。 妙に夏の味がした。 先輩が作っていた酒のつまみが 好評な様子だったので、私も一口。 「……これ、なんですか?」 「すなぎも」 「…………」 生まれて初めて食べる。 みんなは「おいし〜」と賛辞しつつ 普通に食していたけれど、私は大変なことになった。 肉のような味。(そりゃそうだろう) でも、これをキチンと飲み込まなくては 年が越せないようなそんな気がして、 結局二分間ほどガムのように咀嚼したのち ミネラルウォーターで流し込む。 あ〜、ひとまわり大きくなった。個人的な達成感。 鍋を一生懸命食べる。 キノコや豚肉、白滝といった「ちょっと苦手」の オンパレードだったが、普通に食した。 私が苦手じゃない食材だけでちゃんとした料理を 作るのは困難を極めるだろう(少なくとも日本では)。 それに、苦手な物でも努力して 食べるようにしなくては栄養に悪い。 豚肉はビタミンBだ、と自分に言いきかせて食べる。 このようなタイプの外食(?)は、私にとってはチャレンジの機会だ。 去年の冬、ケンタッキーのセットにトライした。 鶏肉とキノコが苦手なくせに、 鶏肉のサンドとグラタンのセットを頼んだ。 見事完食し、心の中で勝ち名乗りを上げる。 その後、友達と夕飯を食べにいった時に カクテルに挑戦。 舐めただけで具合が悪くなった。敗北感。 友達の家でキムチに挑戦。 友達のお母さんに「好き嫌いは減らした方がいいよ」と 励まされてのメニュー。ある意味有り難いことです。 どうにか食すが冷水をがぶ飲み。 …2001年は、偏食の改善に奔走した一年であった。 数々の辛い記憶が甦る。 そして来年は、今年克服できなかった 寿司および刺身に、再挑戦したいと思う。 もう一歩、日本に溶け込むために。 |