普段は自己中で主観的なスタイルを貫く私さえ考えてしまうこと。 アメリカででっかいテロが起きた。 政治のことに詳しい友達は色々語っていたけれど、 私には政治がわからぬ(メロスしかり)。 まず犠牲になった方が大勢おられると聞いて、 ひたすら居たたまれない気持ちになった。 最近あまり見なくなっていたニュースを見て、 経済の中枢と言われるビルが倒れる映像を見ていたら 昔聞いたバベルの塔の話を思い出した。 『我々は神になれるはずだ』、とあらゆる能力を結集し、 人々はバベルの町に塔を建てていた。 しかしそれを知った神は、人々の奢りを戒めるために 塔を粉々に破壊、さらに人々の結束を無くすために 地方ごとに異なる言語を喋るようにしてしまった。 ……そうだ、それまでは世界中の人間が 同じ言語を喋っていたんだっけ。 で、人々は散り散りになっていって、 地上にはさまざまな言語が生まれた。 旧約聖書に収められている話の一つだったと思う。 (注・この話は私の記憶だけが頼りなので 間違っている可能性が高い) で、21世紀現在。 情報化が進んで、人々はネットワークで一つになりつつある。 『国際社会』の共通語はどうやら英語。 島国民族日本人も、出遅れてはいかんと英語教育に熱心だ。 情報と言葉を共有して、再び世界の文明が一つの高みに向かい始めている…… …………その構図から、何か怖い感じを受けるのは私だけだろうか……? ま、そんな漠然とした不安はともかく アメリカのこれからが気になる。 世界と関係なく私はポストカードを描いている。 何のためになるかはわからないが、 制作するという作業の過程がちょっとでも 何かの訓練になればいいかなという程度。 楽してお金が入らないかな……というか、 少しでも楽しんで収入を得られたらありがたいなぁ。 こんな時代だからこそ、前向きに。 |