Back  Index  Next

久々に世界のことを考えてみる
2001年09月14日(金)

普段は自己中で主観的なスタイルを貫く私さえ考えてしまうこと。

アメリカででっかいテロが起きた。
政治のことに詳しい友達は色々語っていたけれど、
私には政治がわからぬ(メロスしかり)。
まず犠牲になった方が大勢おられると聞いて、
ひたすら居たたまれない気持ちになった。

最近あまり見なくなっていたニュースを見て、
経済の中枢と言われるビルが倒れる映像を見ていたら
昔聞いたバベルの塔の話を思い出した。
『我々は神になれるはずだ』、とあらゆる能力を結集し、
人々はバベルの町に塔を建てていた。
しかしそれを知った神は、人々の奢りを戒めるために
塔を粉々に破壊、さらに人々の結束を無くすために
地方ごとに異なる言語を喋るようにしてしまった。
……そうだ、それまでは世界中の人間が
同じ言語を喋っていたんだっけ。
で、人々は散り散りになっていって、
地上にはさまざまな言語が生まれた。
旧約聖書に収められている話の一つだったと思う。
(注・この話は私の記憶だけが頼りなので
 間違っている可能性が高い)

で、21世紀現在。
情報化が進んで、人々はネットワークで一つになりつつある。
『国際社会』の共通語はどうやら英語。
島国民族日本人も、出遅れてはいかんと英語教育に熱心だ。
情報と言葉を共有して、再び世界の文明が一つの高みに向かい始めている……
…………その構図から、何か怖い感じを受けるのは私だけだろうか……?
ま、そんな漠然とした不安はともかく
アメリカのこれからが気になる。

世界と関係なく私はポストカードを描いている。
何のためになるかはわからないが、
制作するという作業の過程がちょっとでも
何かの訓練になればいいかなという程度。

楽してお金が入らないかな……というか、
少しでも楽しんで収入を得られたらありがたいなぁ。
こんな時代だからこそ、前向きに。