思うこと
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2008年09月08日(月) 鉱山開発のために草原を追われる遊牧民

鉱山開発のために草原を追われる遊牧民・・・しかも、遊牧民を説得させる言葉は「自然保護の為」・・・。

もうかれこれ3ヶ月くらい前。6月だったかな。
「50人のチベット展」という、写真展に行ってきました。
印象に残った写真のひとつを紹介しておきます。

荒野に並ぶ仮設住宅の集落。
「自然保護のために」という理由でチベット人遊牧民を草原から追い出して定住させた集落と説明にありました。しかも、「自然保護」は単なる美辞麗句で、実際は鉱山開発のための土地収用だったとのことでした。

鉱山開発で草原を追われたチベット人のその後のことを思うと憂鬱になります。チベットブログ「ルンタ」から全文引用します。以下引用↓

2008年08月19日
チベット遊牧民強制定住政策
明日20日の午後6時半より大阪のカフェ「CHAKRA」で私のトークがあるようです。
1人じゃやりたくないけど。
大阪方面でこのブログをお読みの方、暇のある方はお越しください。
「チベッタンチャクラの話」とかはリクエストがあれば話しましょうかね!?
少なくとも、ゆかさんの素晴らしいチベットの歌が聞けますからお越しください。

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<チベット遊牧民強制定住政策>

http://phayul.com/news/article.aspx?id=22527&article=China+to+relocate+;over+73%2c700+;Nomadic3;Tibetans+in+Kanlho+into+permanent+;homes%3a+state3;media
18日付のphayul.comによれば、カンロ(ガンナン、南甘粛県)に住む73700人のチベット遊牧民が今後5年間にブロック作りの団地に定住させられる。
これは新華社も伝えるところだ。

先の月曜日には定住計画本部長のワン・ホンウエイは「黄河の源を故郷とするチベットの遊牧民73700人が低地の耕作地に移住する」と語った。

このカンロ地域では3月以降各地で大きなデモが続き衝突で多くの犠牲者もでている。
この地域で主な衝突があったところはサンチュ、ルチュ、マチュ、チョネ、テオ、ヘゾである。
8月8日に予定されていた有名なサンチュ、ボラ僧院での年中行事の「鹿の舞」も当局が開催を禁止した。

2010年までに80%のチベットの遊牧民、半農民を定住させる計画が2006年から始まっている。

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この強制定住政策はチベット人にとって最悪の政策の一つです。
字も読めない遊牧民も多い、そんなチベット人をだまして拇印を押させるケースは良く聞く。ほとんどはローンである住宅資金を貰えると思って金に釣られて定住する。
その時家畜を皆殺しにしてまた金にする。
そのあとはでも、家畜も草原もないから何もすることがない、賭けや遊びや生活費ですぐに金は尽きる、アル中も多くなる。あとは乞食か強盗か。
昔のアメリカインディヤンやら、アボリジニとかもこんなふうに処理された。

こうして簡単に手に入れた広大な土地を中国の地方政府はしばしば回族や漢族に売り飛ばす。


「50人のチベット展」
http://tibet-daisuki.at.webry.info/200806/article_1.html

<中華経済>3年で大型鉱区10カ所を建設へ―チベット自治区
http://www.recordchina.co.jp/group/g23705.html


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