蜜白玉のひとりごと
もくじかこみらい


2016年03月04日(金) 3秒後ぐらいでしょうねえ

おひさしぶりです。みなさんお元気でしたか?と、今日は語りかけてみます。

ちょっとずつ春ですね。朝晩はまだまだ寒いですし、昼間も日かげはキュッと冷えますけど、日差しの角度も色も冬のそれとはすっかり変わりました。仕事帰りに、ほんのり西の空に明るさが残っているのがうれしいです。梅は満開を過ぎ、小さい早春の花が咲き、東京のソメイヨシノ開花予想日は3月23日ということです。私は花粉症でこのところあっぷあっぷしています。あはは。

皮膚、目、鼻、のどと症状があっちへこっちへ出まくっていますが、今いちばんつらいのは目!

目がかゆ〜い。ゴロゴロする。しばしばして目をパチッと開けていられない。そのせいか、一日中ねむ〜い。だる〜い。からだがおも〜い。・・・もう全く使いものになりませんね。年度末なのにね。

さて、「チャージしますか」ではじまった2016年も3ヶ月目に突入しました。ええ、そりゃあもちろんチャージします!とばかりに、1月と2月は意欲的にバレエに取り組み、そして入れ込み過ぎて、チャージしているつもりが逆に体力を消耗しました。

もちろんバレエだけのせいではなくて仕事その他諸々の用事にもよるのかもしれませんが、2月の終わりに口唇ヘルペスができてしまい、1月に口内炎を診ていただいた耳鼻咽喉科に再び駆け込み、薬を出してもらうはめに。去り際に、「体からの疲れているというサインなのだから、栄養を取ってきちんと休みなさいよ」とまだ2回しか会っていない先生にぴしゃりと注意されました。はい、気をつけます。そんなつもりはなかったんですけど。ごにょごにょ。口唇ヘルペスはもともと神経に潜んでいたウイルスが、抵抗力が落ちることによって出てくるものだそうですよ、自分のせいですね。

ストレス解消効果抜群のバレエですが、疲れを押してレッスンに出た回がないこともないわけで、かと言って毎回、今日は疲れてるからバレエには行かないってことにしてしまったら、疲れてない日なんかないので二度と行けなくなってしまうし、そこはある程度の疲れは見ないふりをして押していくべきでしょう。

ある程度ってどのくらいでしょうね?

3秒後かなあ?
3秒後ぐらいでしょうねえ。

これね、docomoのdポイントのCMに出てくる黄色い鳥「ポインコ」がお気に入りです。あの、「3本がパア〜」のやつ。このCMが流れると、私は微動だにせずポインコを凝視しますが、夫は中条あやみの方をじっと見ているようです。中条あやみもかわいいね。・・・話がそれましたが。

レッスン後はすっきりさっぱり元気(テンション高め)になっているので、これはやっぱり私にとってはチャージなわけです。基礎体力向上のために運動する→する→する→体力消耗して疲れてダウン。って、じゃあどこから始めたらいいんですかね?こうやってときどきしょんぼり落ち込みながら、しみじみやっていくしかないのでしょうね。

ところでこうして2ヶ月ぶりに書いていると、1月2月は何してたのかな、って思います。3年連用日記はだいたい1週間分まとめて日々の出来事と感想をちまちま書いているのでそっちを見てみます。

<1月のひとり部活動>

・バレエのレッスン
 6回 

・バレエ鑑賞
 1月8日(金)スターダンサーズ・バレエ団『コッペリア』東京文化会館

・演劇
 1月30日(土)二兎社『書く女』(主演:黒木華)世田谷パブリックシアター

・読書
 『モーリス・ベジャール回想録 誰の人生か?−自伝2』La vie de qui? MEMOIRE 2 by Maurice Bejart
 『闘うバレエ 素顔のスターとカンパニーの物語』佐々木忠次著
 『日本バレエの創成期を語る―日本におけるバレエ教育の成立と変遷』公開講座報告書
 『バレエに育てられて 牧阿佐美自伝』


そうでした、1月30日に世田谷パブリックシアターで黒木華主演の演劇『書く女』を観たのでした。演劇は11月の『オレアナ』に続いて2作目の鑑賞です。学生時代は演劇やってる人たちが近くにいたから付き合いもあってときどき観に行っていたのですが、この10年くらいは全く観ていませんでした。演劇もいいですね。生の舞台は迫力が違います。声と息遣いと制約が演劇の面白味だと思います。限られた中での見せ方に頭がぐりぐりします。


<2月のひとり部活動>

・バレエのレッスン
 6回

・バレエ鑑賞
 2月1日〜2月6日 ローザンヌ国際バレエコンクール(ストリーミング)

・映画
 『ロパートキナ 孤高の白鳥』
 『SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁』(これはふたり部活だけど)


そうでした、2月は初めて東京タワーにのぼったのでした。スカイツリーももちろんのぼったことがないのですが、順番としてまずは東京タワーからでしょ、ということで、なぜか夫ものぼったことがないというので、本当に本当にいまさらだけど行ってみました。並ぶんですねえ、列に。ふだん並ばない派なのですが、ここはぐっとこらえて並びました。高いところからの景色ってもう、何もめずらしくないのですね。そのことが残念でした。春の日差しに照らされて温室のように熱気のたまった展望台で、ダウンを着て頭がぼーっとしてきて、これが東京タワーか、ってかみしめて降りてきました。

もうすぐお彼岸ですね。お彼岸には静岡へお墓参りに行きます。そして4月初旬には父の七回忌法要が控えています。もう七回忌ですって。父の病気、介護、死、そして不在には、いまだに慣れません。直後のような衝撃こそありませんが、心がぞわぞわとして、なんだかよくわからない嫌な気分になることは変わりません。もともと桜にはあまりいい思い出はありませんが、父が亡くなってからというもの、桜を見るとますます不穏な気持ちになります。

父のせいではないのですけどね、本人だって別に死にたかったわけじゃないでしょうし。この苦しさは、私がいつまでも過去を手放さないからなのだと思います。あきらめて手放す、許して手放す、あるいは受け入れて手放す。どれでもいいのですが、そのどれもできていない様子。問題の本質が、父のことが恋しい、というのではないことはよくわかっています。とか言ってしまうと、お父さんがかわいそうでしょうかね。私が何にこだわっているのかといえば、たぶん、あの時の自分、です。はあ〜、もうどうにもならないのにねえ。

今日は「○○なんでしょうかね?」ばっかりです。全部、ポインコのせいです。


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