蜜白玉のひとりごと
もくじかこみらい


2007年11月06日(火) 富士山

転居から早1ヶ月。ここひと月はとにかくいろんな物を処分した。かさを減らすことに専念し、洋服や小物など片っぱしから「いる・いらない」「燃える・燃えない・資源」に分別しては捨て、捨てるのに忍びないものはバザーに出す。物が減るにつれて生活の純度が増していく気がしてすがすがしい。あふれかえっていた物がひとまず収まり、景色が落ち着くと、引っ越し以来わさわさしていた心もだんだんと落ち着いてくる。

日曜日の夕方、引っ越し屋さんに連絡して、いらなくなった段ボールを引き取りに来てもらった。部屋が一段とすっきりした。段ボールがなくなるまで大きな家具を買うのは後回しにしていたので、ようやく今週末にはベッドを注文できそうだ。これで和室布団生活とも当分お別れ。少し名残惜しい。和室に布団は不思議と落ち着く。前の家でも2階の和室に布団を敷いて寝ていた。まあ、ベッドはベッドで楽なんだけど。

その他、これから買うもの。リビングのラグ、カーテンを留めるフック(2組)、折りたたみの物干し。

朝起きてから夜寝るまでの一連の流れ(特に仕事に行く日の朝!)にも、いつの間にか慣れた。少し遠くなった通勤は、座って本が読めるから思ったほど苦にならない。定期券を買っているので、思い立ったときに吉祥寺へふらふら出かけられるのもいい。それより何より周りの静けさで、休日の昼間に散歩などしていると、ネジが全部はずれて体の内側からほけ〜っとなる。23区内のくせに空が広く見えるのもいい。この前の台風のあとには、ベランダから富士山がくっきり見えた。あれから見えないので、あの日は特別だったのかもしれない。


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