蜜白玉のひとりごと
もくじかこみらい


2003年10月12日(日) ベンジャミン死亡説?!

ベンジャミンが来なくなって、どのくらい経つだろうか。もともと温かい時期は餌に困らないからか、あまり家には寄りつかなかったけれど、それでもたまに道端で姿を見かけることくらいはあった。それがもう、ここ何か月もベンジャミンを見かけていない。ベンジャミンは野良猫だから、どこへ行こうとベンジャミンの自由だし、来なくなったからといって彼女を責めるわけにはいかないのだけれど、話しかければニャアと返事をする猫がいなくなるとやはり寂しい。まだ老衰という歳ではないよね、どこかで事故に遭ったんじゃ、車にひかれたのかな、でも交通事故に遭うようなおバカな猫じゃないよ、などといらぬ心配もしてしまうというものだ。

彼女の不在を嘆くのは私ばかりではない。母は、朝雨戸を開けたときにあのお返事猫がいないとねえ、と事ことある毎に言うし、父はときどき庭で、ベンジャ、ベンジャミン、とどこにいるかもわからないベンジャミンを呼んでいる。

そんな、ベンジャ死亡説すら出かかった10月のある日、2階の窓を開けてタバコを吸っていた父が、下の道をトコトコ行くベンジャミンを発見する。ベンジャミンの姿に一瞬目を見張った父だが、すぐさま、ベンジャ!と呼びかけた。するとベンジャミンは上を向いてニャアと返事をして、そのまま我が家の玄関へと続く階段を駆け上がり、感極まったのか、途中からは階段横の塀を垂直に飛び越えて庭へやって来た。

数カ月ぶりに見たベンジャミンは、やせ衰えることもなく、それどころか毛並みはつやつやしていた。ニャアニャア言って甘えるわりに触らせないのは今までと同じ。ひとまずベンジャミンが生きていて、家族一同ホッと胸をなで下ろした。

それにしてもベンジャミンは今まで一体どこへ行っていたのだろうか。猫好きの金井美恵子さんによれば、外をうろついている猫の場合、かわいがってくれる家は7軒あるということだけれど、他のお宅でお世話になっていたのか。はたまたテリトリーを拡大するべく遠征にでも出かけていたのか。問いかけても食事に夢中なベンジャミンは返事をしない。三毛猫ベンジャミンの謎はますます深まるばかりなのである。


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