蜜白玉のひとりごと
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2002年06月03日(月) ベンジャミンや

内田百�里痢悒離蕕筺戮鯑匹鵑任い襦G�好きな者、それも野良猫と仲良くしている者にはたまらない話だ。ひょいと出ていったまま帰らない、もしくは帰れなくなったノラを思って、百�寮萓犬錬殴�月以上も泣いて暮らす。夜も眠れず、ちょっとした物音にも起きて見に行き、風呂にも入らず、違う猫を見てはノラを思い出して涙を流す。近所の床屋に貼り紙をしたり、新聞の折り込み広告をだしたり、警察署に届けたりもした。それでもノラは見つからない。「ノラやノラや、お前はもう帰つて来ないのか」

ノラだって、所詮は野良猫だったのだから、今もきっとどこかで好きなように暮らしているはずだ、と思えたらいいのだけれど、百�寮萓犬呂修Δ發い�ないらしい。どんどんやつれて元気をなくしていく百�寮萓犬�、かわいそうでならない。

私だったらどうだろう。ベンジャミンがある日突然、うちの庭に来なくなったら、・・・。来ないねえ、今日も来ないねえ、と気になるに違いない。それでも、2週間くらい不登校になることはそうめずらしいことではなくて、今までにもそういうことは何度かあった。どこかで仔猫を産んでいるのか、いい雄猫と旅にでも出ているのか、なわばり拡大のために遠征しているのか。心配してもはじまらないので、こちらとしては、ひょっこり帰ってくるのを待つしかない。

無事に帰ってきたベンジャミンは、たいていちょっと痩せていたり、薄汚れていたり、毛が抜けていたりする。私の顔を見るとにゃあにゃあ言うから、ひとまずごはんをあげる。そして、がつがつ食べているベンジャミンに、どこ行ってたの?と聞く。しかし、彼女はよほどお腹が空いているらしく、食べることに夢中で返事などしない。食べ終わったころを見計らって、もう一度聞いてみても、今度は念入りに顔を洗いはじめる。答えるつもりはないらしい。だから、不在の理由が何だったのか、ほんとのところはわからない。

犬は人につき、猫は家につくと聞く。いま住んでいる家から引っ越すとき、私はベンジャミンとお別れしなければならないのだろうか。その時ベンジャミンは、私と一緒に来ることを選んでくれはしないだろうか。今度思い切って、ベンジャミンに聞いてみよう。それで、いよいよ別れられないと思ったら、網ですくって連れていってしまおう。半分冗談、半分本気、である。


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