Deckard's Movie Diary
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2007年12月29日(土)  再会の街で

予告編から気になっていた作品です。主演のアダム・サンドラーが昔のボブ・ディランに見えちゃって(関係ねーよ!)。映画はほぼ予想の範囲でしたが、この映画で微妙なのは、彼の不幸の原因が“911”になっているとこです。その結果“911”の悲惨度は上がりましたが“911”じゃなくても良かったような気もします。何故なら、保険と補償だけで食べていける状況ってのは、かなり恵まれていると思いますよ。同じような状況で生活に困っている人なんてたくさん居るでしょうに!生活に困っていたら、生きるコトに追われて悩んでなんかいられないですよ。自殺するか貧乏暇無しで働くしかないですよ。そういう意味ではある意味贅沢病でしょ。まぁ、家族を全て失って“恵まれている”もナイですから、いちゃもんに近いですな(苦笑)。

それはさておき、いまいち釈然としない作品でした。主演のサンドラーの熱演でどうにかカバーしていますが、あんな女性患者なんて、あまりにご都合主義的過ぎるし、大体、サンドラーとチードルの友情の在り方がほとんど描かれていませんから(別に回想シーンを入れろなんて事は言ってませんよ)、ピンと来ません。チードルの奥さんが言うように、成功してもがんじがらめのチードルはサンドラーの自由に憧れているから気になって仕方ないんでしょうけど、それも分かるんですが、どうもチグハグでまとまりに欠けるような印象が残りました。結局は“異性”でもいいんですけど、あんな女でいいんですか?なんだかなぁ・・・。テーマソングは音楽ファンも映画ファンもくすぐる♪REIGN OVER ME(邦題は“愛の支配”)!The Whoの名曲ですが、パールジャムのカバーだったんですね。

それにしてもリブ・タイラーの最初の登場シーンですが、驚きました!何処のオバハン?って思っちゃいましたよ!老けましたねぇ・・・・・・・・( ̄。 ̄ )ボソ…


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