Deckard's Movie Diary
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2007年05月08日(火)  バベル

聾唖者を演じた菊池凛子がアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたことから、俄然注目を浴びている『バベル』です。う〜ん・・・やっぱりね!オイラはこの人達と間違いなく相性悪いです。この人達とは、監督のアレッハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ(『アモーレス・ペロス』『21g』)と脚本家のギジェルモ・アリエガ(上記2本に『メルキアデス・エストラーダ』)の二人です。ワザとらしいと言うか、嘘くさいと言うか、とにかく、登場人物の多くが小生が理解出来ないような行動ばかりとるので、ちっとも話に入っていけません。言葉が分かっていても、血が繋がっていても、相手の心を理解出来ない現代人・・・っつーことなんでしょうけど・・・1発の銃弾から〜という発想にはとても興味をそそられたのですが、ディス・コミュニケーションから産まれる悲劇や出来事はあまりにも短絡的です。イニャリトゥの演出も、アリエガの脚本も丁寧なので見応えは十分にありますが、個人的には例によって「なんだかなぁ〜」という印象が残りました。ブラッド・ピットは何故にあんなにキレているのでしょうか?ガエル・ガルシア・ベルナルは何故に足に力を入れてしまうのでしょうか?モロッコの警察はこんな描き方をされて抗議はしないんでしょうか?菊池凛子の役が聾唖者だったのは、どういう狙いがあったのでしょうか?誰か教えて下さい。ファレリー兄弟だったら分かるかなd( ̄  ̄) ヾ(^o^;オイオイ・・・で、話しは変わりますが、映画が終わった後、40代のカップルが「全ては繋がっているというコトよね?」「うん」というような会話をしていたのですが、思わず「それだけかーい!」とツッコミを入れてしまいそうでした。


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