Deckard's Movie Diary
index|past|will
| 2004年02月18日(水) |
ゼブラーマン ショコラーデ |
クドカン第2部は『ゼブラーマン』です。監督は『着信アリ!』(笑)の三池崇で主演は愛川翔。今現在漫画の方も連載しており、そちらも読んでます。クドカンの完全オリジナル原作&脚本。う〜む・・・ナンと申しましょうか・・・・ハッキリ言えば「ダメじゃん!」しかし、今回のダメじゃんは監督の責任がかなりの部分を占めていると断言します。世界観というかクドカンの狙っているモノというか、その辺りはけっこう面白い部分もありますが、とにかく演出が酷くてダラダラダラダラと間延びしちゃって、サクサクっと作ればかなりキッチュで面白いモノになったと思うのに、何を血迷ったかダラダラダラダラと、どーでもいい間がダラダラダラダラと、どーせなら、ゼブラナースでもダラダラダラダラ見せろ!ってんだぁ〜♪バカタレめ!
冒頭に貿易センター・ビルが映るんでいつ頃の作品なんだろうと思っていたら、なんと6年前(1998年作)だったんですねぇ!『ショコラーデ』では実話の映画化だそうで、ホロコースト版『砂の器』みたいなストーリーなんですが、主演の二人(マリア・シュラーダー&ダニー・レヴィ)が脚本を書き、ダニー・レヴィは監督も兼ねています。プロデューサーは『ラン・ロー・ラン』『グッバイ・レーニン』のシュテファン・アルント。ちょっと期待してました。ひょっとしたら・・・確かにストーリーは面白いですが、結局は何が言いたかったのか良く分かりませんでした。魅力的なストーリーだけをただただ意味ありげになぞっているだけです。脚本を書いた二人はハリウッドからのオファーを断って、自分たちで映画化したそうですが、それが失敗なんじゃないでしょうか?キャストが地味なのもマイナスです。十分面白くなった要素があっただけに残念です。っつーか、そういうの多いなぁ・・・ボソ。それにしても、何で『ショコラーデ』?原題の『キリン』のがよっぽどイイ!っつーの!
|