Deckard's Movie Diary
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2004年01月20日(火)  ルビー&カンタン 着信アリ

『奇人たちの晩餐会』『メルシィ!人生』のフランシス・ヴェべール監督最新作『ルビー&カンタン』。今回はちょっと期待値低めで観に行った方が良いかもしれません。やはりヴェベールと聞くと期待しちゃいますからねぇ・・・もちろん水準はクリアしているんですが、それだけなんです。だから悪い映画ではありませんが、ちょっと物足りなく感じます。ジェラール・ドパルデュー演じるお喋りな天然バカとジャン・レノ演じる無口な一匹狼がひょんなことから・・・みたいなストーリー。ドパルデューの素晴らしい演技とヴェベールのテンポの良い語り口で、ケラケラと笑っている間にサクサクと映画は進み、あ!っと言う間にエンディングです。あまりにアッサリ終わってしまい、あれ?コレで終わりなの?・・・ちょっと肩透かしを食ったような気分になってしまいました。それもこれも今までの作品のレベルが高かったからなのでしょう。今作も十分に及第点なんですけどねぇ・・・それにしてもドパルデューは上手いですわ!因みに原題の『Tais-toi』は「静かに!」という意味だそうです。


『着信アリ』・・・もう笑っちゃうくらいデタラメな話でした。まぁ、映像的にはそれなりに怖いのでお化け屋敷風には楽しめますが、あまりにストーリーがメチャクチャなんで、怖がって演じている役者さん達がお馬鹿さんに見えます。しっかし、こんなモン作ってて恥ずかしくないんですかねぇ!っつーか、観客もバカにされたモンだよなぁ!


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