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Deckard's Movie Diary index|past|will
みうらじゅんの原作コミックの映画化『アイデン&ティティ』。こりゃ、かなり微妙な映画でした(苦笑)。個人的にはこの手の素材に甘い自分なんで、簡単にダメ!とは言えないんです♪〜( ̄ε ̄;)。まぁ、全然ダメか?と問われればそうでもないんですけど、やっぱダメかなぁ・・・(歯切れ悪ぅ〜(苦笑))。確かに“いかすバンド天国”が起こした第二次バンド・ブームの連中とは世代がズれているんで、ちょっと入り込めない部分もありましたが、それよりも何よりも細かい部分の美術(携帯を使っている人が居たりするのもいい加減ですし、セットの安っぽさもかなり閉口しました)や人物の背景(麻生久美子が絵の勉強をしている雰囲気が全くない)等、曖昧な部分が多くて参りました。この麻生久美子の描き方もちょっと意味不明です。事情通によりますと“ミューズ”というより“菩薩”である!というコトで、なるほど!それなら合点が行くわ!って、行くかい〜(笑)。確かにそう考えると腑にも落ちますが、それならそういう演出をして欲しいです。彼女が住んでる場所もなぁ・・・あんなんでイイのぉ?さらには予告編にも登場していた謎の男の描き方もなぁ・・・結局は田口トモロヲの演出が弱いんです。宮藤官九郎の脚本でどうにか形になってる!というような作品でした。だいたい最後の語りも長過ぎ!ロックを語ってどーすんだ!っつーの。それにしてもヌルい!もっと面白くなるのになぁ・・・ボソ
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