Deckard's Movie Diary
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| 2003年09月12日(金) |
ワイルド・スピードX2 ドラゴン・ヘッド |
何故か観に行っちゃうんですよね・・・(´―`)┌ ヤレヤレ…え〜『ワイルド・スピードX2』でやんす(爆)。で、特に書くことはないです。皆さん想像している通りの映画です。主演はハリウッドのマッチことポール・ウォーカー。相変わらず主演のクルマは日本車です。カー・アクション好きなら普通に楽しめますよ〜ん♪ ロッキー・青木の娘でモデルのデヴォン・青木、アップで見ると変な顔ですね。
「生涯ワースト1だよ!」という言葉まで聞こえてきた『ドラゴン・ヘッド』。望月峰太郎のベストセラーが映画化されると聞いた時に誰もが思う事は「あの内容を2時間枠で描くのは無理だろう(原作はテーマを丁寧に描いているのでゆっくりと読んでいる者を洗脳していくんですが・・・)」というコトです。つまり、この原作は脚色の手腕が試される映画なんですが、やはり飯田譲治には荷が重かったようです。単なるダイジェスト版にしかなっていません。話が唐突に進んでいきますし、前後の繋がりが全くありません。そのくせ、必要以上に導入部(ここのライティング(明るすぎ)がイマイチだから余計にダメさが目立つ。)が長く、最初から退屈な気分にさせられます。その後も唐突なエピソードと退屈なシーンが交互に展開。完成度はかなり低いです。だいたい予告編で「ここ、東京だよなぁ・・・」なんてネタバレしてるくらいですから、原作を読んでいる人間としては、その志の低さがは分かるってモンですわ(苦笑)。しかし!良いところもあります。それはVFXグループと視覚効果の樋口真嗣が作り出した映像です。ただ、セット撮影になった瞬間、イメージが古臭い上にライティングが明るすぎるので安っぽく見えてしまいます。非常食料のあるシェルターなんて、どこから光が来てるかわかりませんし、どうしてあんなに明るいんでしょうか!視覚効果で作り出された映像が良いだけに、ヨゴシ(汚し)の雰囲気も良いだけに、もうちょっと頑張りましょうよ!まぁ、映像は全体としては高得点じゃないでしょうか。もちろん!それだけで価値がある映画にはなりません!一番ダメダメなのは、原作では女性として全ての役割(母、姉、妹、友人、彼女等)を感じさせる瀬戸さんが最後までただのウザイ女子高生のままだったことでしょうか(笑)。つまり原作ではラストで青木テルと瀬戸アコが新たなアダムとイヴを感じさせるのに、この映画ではそんな神々しいもんは一切ありません!しょーもな!まぁ、映像は頑張っているのに、演出がダメダメだなぁ・・・・と、つくづく今回は思わされましたわ!結局は、つまらない映画ですよ(苦笑)。
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