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Deckard's Movie Diary index|past|will
TBSの『9・11』で「ふざんけんなよ!」って言いたくなったケン・ローチの新作『SWEET16』。例によってイギリスの低所得者層の話しです。主人公は複雑な家庭環境の15歳の少年。悪い映画じゃないです。まぁ、それはローチのいつものコトなんですけどね(苦笑)で、だからぁ?って感じもしちゃうんですよ。つまり、登場人物があまりにスレテオ・タイプなんで「はいはい。ふむふむ。そうね。で、そうなるのか。やっぱり!で、終るのね。」って感じなんですよ(わっかるかなぁ・・・こんな表現で)。ある意味安心して観てられますが(描いてる内容はそんなモンじゃありませんが・・・)、逆に言えば人間的な奥行きが感じられないんです。それが自分的には「だからぁ?」ってなっちゃうんです。長く生きてるとこの手の映画やドラマに幾度となく接しているので、今さらこの程度ではなぁ・・・だからと言ってこの映画を否定する気もありません。だって悪い映画じゃないですから。個人的にはアレだけ息子に慕われても、ダメな男に走る母親が主人公の方が興味深い映画が出来たと思います。しっかし、考えてみれば主人公が、どーしてあんなに母親を慕っているのか意味不明ですけどね。少年の心を美しく捉えすぎだからピンと来ないのかなぁ・・・?ひょっとしてケン・ローチって女性だったりして〜(爆)それにしても、わかんねー英語だなぁ・・・・ボソ。
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