Deckard's Movie Diary
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2003年01月06日(月)  ギャング・オブ・ニューヨーク

 さて、今年の初観は本来ならばとっくに完成してるはずだったスコセッシ入魂の作品『ギャング・オブ・ニューヨーク』!例の貿易センター崩壊の影響を受けたワケです。最近のスコセッシはどうなん?と思わせるような作品ばかり作ってましたから、かなり期待度低めの設定で観に行ったのですが・・・いやぁ!けっこういいじゃないですかぁ!絶賛というにはモノ足りませんが、最近のハリウッドの小賢しい映画よりも断然人間味を感じさせてくれます。人間味というより人間力かな?作家のエネルギーを感じさせるという意味では、作品の出来不出来に関係なく、大作と言われた『グラディエーター』や『パールハーバー』よりも血湧き肉踊る気分にさせてくれます。惜しむらくは恋愛部分が退屈だし、必要性があまり感じられません。まぁ、映画会社の戦略で仕方なく撮ったんじゃないの?な〜んて見方もあるくらいですから(笑)。それと最後の広がりとしてはもっと具体的にギャングの歴史のような方向へ導いてくれた方が良かったかもしれません。それにしてもダニエル・デイ=ルイスは素晴らしい!


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