Deckard's Movie Diary
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| 2002年01月28日(月) |
青い夢の女 私は好奇心の強い女 |
全く観る気がなかったジャン=ジャック・ベネックスの『青い夢の女』。予告編ばかり何度も見せられて、ウンザリだったんですよ。それが一部で評判が良いという噂を聞いて・・・!噂はまぁ、当たってました。幼い頃に見た両親のセックスがトラウマの精神分析医(この設定自体が既にアホらしい)が扇情的な人妻に惹かれことから・・・・。映画はフランス風ブラック・ジョークの妙な「間」が全体を包んでいて、コメディだったり、サスペンスだったり微妙な時空間を漂っている雰囲気です。もう少しインパクトがあればなぁ・・・。主演のジャン=ユーグ・アングラードがいい味出してます。
『私は好奇心の強い女』。コレはねぇ、71年に45ヶ所カット(今回はホンの少しのボカシだけ)されて公開された所謂ポルノ映画。当時、高校2年生だったので、思いっきり前を膨らませていた時期でした。っつーか、18歳未満じゃん!なんで観てるの?まぁ、そんなモンですよ。で、まさか30年経ってから単館系映画館で観るとは思わなかったなぁ・・・て、思うワケないか!で、会ってきたんですよ。いやぁ、こんな真面目な映画だったんですなぁ!もう、全然Hじゃないの!なんだか初めてお世話になった女性に30年ぶりに再会したら、あの頃はやたら官能的に見えていた女性が、アレ?こんなに普通の人だったっけ?へ?・・・みたいな、力いっぱい拍子抜けでしたわ!昼間観た『青い夢の女』のがよっぽど厭らしい!っちゅーねん。だけんどもしかし!うっすら憶えていた映像は全てHなシーンでした。前を膨らませている頃の自分って、ホント、ただのおサルさんだったんだなぁ・・・・と、再認識。それにしても両作品とも、なんと女性客の多いコトよ!
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