Labyrinth


〜 さよならを 言えるなら 抜け出せるはずさ この場所から 〜

・・・実は抜け出したいなんて全然思ってなかったりします(爆)



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今年ラストのLHデート 〜1〜
2007年12月22日(土)

『ぎりぎり間に合うかな』
交通トラブルの影響を受け、私はいつもより移動に時間がかかっていた。
それでも、冬道を言う事を考慮し1時間の余裕を見て自宅を出た為、約束の18時半には待ち合わせ場所のコンビニに着けそうだった。
『彼がまだ着いてなかったら、プレゼントをラッピングし直そうかな』
彼から未だ到着の連絡も来ていなかったので、そんな事を考えていた。

いつものコンビニに着くと、一番端に見慣れた車が。
『え?もう来てる?』
店内に目をやると、硝子越しに、本を読んでいる彼が目に入った。

慌てて店内に入り、『お待たせ〜』と声を掛ける。
いつもは私の方が早く到着して待っているので、何となく申し訳ないような気持ちになった。
『結構待った?』と聞くと『思ったより早く仕事上がれたからねぇ』と。
《あ〜、一緒に居られる時間、損した・・・もっと早く家を出れば良かった〜》そんな軽い後悔をした。

何時もの様に飲み物と夕食を選ぶ。
いつもレジ横の焼き鳥やフライドチキンを選ぶ彼が、今回は珍しくお弁当にした。
買い物を済ませ、車2台でいつものホテルへ向かう。

『プレゼントラッピングし直す暇なかったな(苦笑)まぁ彼はラッピングは外して(中身だけ)持って帰るんだからいっかぁ。』
彼の車の後ろを走りながらそんな事を考えていた。

ホテルの駐車場に2台並べて車を停める。
今回はクリスマスプレゼントに加え、ノートPCも持って来ているので荷物が多い。
『すごい量の荷物だねぇ(笑)』
そう言いながら、荷物の半分を彼が持ってくれた。

ホテルのフロントにあるパネルを見ると、空室は3つのみ。
一つは露天風呂のある最上階の最上ランクのお部屋。
しかし、内風呂が岩盤浴で浴槽がない。
『今日は露天風呂じゃない方がいいよね・・・あとの2つは似たようなモンだなぁ。金額も同じだし。どっちがいい?』
彼にそう言われて、パネルに映し出された部屋を見比べる。
『こっちかな〜』と指差すと、彼がボタンを押してくれた。


〜続く〜



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chao