戯言

今、そこにいる僕


夕日の向こう側は、僕の知らない世界だった。



日常的に人が死んで、簡単に仲間を殺す、そんな世界。
水に飢え、からからになった喉を潤すにはほとんど意味をなさない配給。
反逆者やスパイはどんどん殺されていき、兵達も少しでもヘマをすれば独房行き。
毎日毎日不味く量も無い飯で一日中訓練を受け任務を遂行する。

狂王の下、村狩により男は皆殺しにされ、誘拐された女は強制的に兵と結婚させられ新たな兵力を産み、子供達は再教育し、兵に育成される。

皆、狂っていた。
平気で人を、仲間を殺していた。
自分と同じくらいとそれより下の子供にも銃を持たせられ、その子供達は自分と同じ年頃の子供を誘拐する。
自分と同じ境遇の者をどんどん増やしていっていたのだった。

俺と同じくらいなのに。
どうして皆そんなに平気なんだ?
どうしてそんなに簡単に人を殺せるんだ?
俺には理解できなかった。





今、そこにいる僕
ビデオ全五巻発売中。

平凡な日々を生きるシュウはララ・ルゥという不思議な少女と偶然会う。
実はララ・ルゥは水を作り出す能力(?)持っていて、それを狙ったヘリウッドが彼女を捕まえにきた。
シュウは連れ戻された少女と共に五十億年後の未来へタイムスリップしてしまう。
そこに見た世界は、戦争が日常となっている世界だった。
地表と海の割合が逆転して地表7:海3となっており、地表のうち9割は砂漠と化していて生物の数も激減していた。
太陽の膨張も進み生存にはきわめて困難な環境となっていた。
現在の人類は滅亡し、社会を形成しているのは何世代も後の似て非なる種族であった。
シュウはこの世界はおかしいと感じ、何も考えず自分の正義だけを武器に行動を起こしていく。


「今、そこにいる僕」99年にBSのWOWWOWで放送されたアニメ。
色んなところで感想を見るとどうやらコナンらしい。(サンデーのではない)
私はコナン見たこと無い気がするのでそれに関してはなんとも言えません。

こんなこと言うとファンの方に怒られるかもしれないけど、サスケファンは必見…かも…。
というか、NARUTOに見えました。
主人公はナルト、最後の方で仲良くなってくるナブカがサスケ、サクラはあまり当てはまるのがいないですが、サラあたりがサクラかなー、と。
友人と一緒になってナブカにラブコール送ってます。
ナブカかっこいいです。

私的に主人公が話の中で全く変わらないところが良かったです。
大体こういう主人公って成長していくとか、少しずつ変わるところがあると思うんです。
でもシュウはほとんど変わらなかった。
この世界はどこか絶対におかしいという思いと人には死んで欲しくない、人を殺したくない、助けたいという考えだけで全然変わらないんです。
正義感に満ち溢れて何も考えず突っ走るバカな主人公というのはありきたりだけど、全く変わらないというところが他と違うんじゃないでしょうか。
関係ないですがララ・ルゥの最後のセリフに心の中でボロ泣きしてました。

兎に角凄いです。
壮絶です。
絵はあまり…なんですが、流石衛星放送といった感じでしょうか。
泣きまくりです。
涙腺弱い人はボロボロくると思います。
ラストなんてもう…
悲しくて悔しくて切なくてたまらないです。

さあ興味を持った方も持たなかった方も(え)レンタルビデオやさんが安い時に全巻借りて見てみよう!(一巻三話ずつくらい収録)

2002年06月12日(水)