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151 もし目が見えなくなったら・・・

最近見た映画『解夏』の主人公の姿をみていて、もしも俺の目が見えなくなったら・・・と考えた。ということは、昔から何度か考えたことだった。
もしも今、目が見えなくなったら、本が読めなくなる、映画が観れなくなる、フットサルができなくなる。これからしばらくして失明してしまうことがわかったら、自分の趣味はすべてなくなってしまうだろうな。そして自分の周りにいる大切な人たちの顔もみることができない。話をしていて、相手がどういう表情をしているのかがわからない。服を着る喜びがない。インテリアなんてどうでもよくなってしまうだろう。写真を撮る喜びもない。・・・言い出したらキリがない。
難しいことだろうけど、もしもそうなったときの自分に望むことはただ一つ。そうなった自分はとても稀少な体験をしているのだと考え、他の人では味わえない世界を味わっていると捉えたいということ。
Mr.Childrenの『Center Of Universe』という曲の中でこんなフレーズがある。
「どんな不幸からも 喜びを拾い上げ 笑って暮らす才能を誰もが持ってる」
大好きなフレーズだ。俺はこのことを日々忘れないようにしている。解夏の中でもそうした捉え方がある。稀少な体験をしているのだ、と・・・。
もちろんそうなったときに、自分がちゃんと前向きに捉えられるとは限らないし、むしろそれは厳しいのかもしれない。でも、「もしそうなったら」という仮定の中ではせめて、そう考えていきたいと思う。そうしたら絶望と思われた世界も、捉え方次第で、絶望ではなくなるだろう。ましてやそれに満たない苦悩なんて、すべてプラスに変えられる。そう思い続けたい。
2004年02月22日(日)

VOICE / マッキー

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