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2002年11月21日(木) 食神

そろそろ怪作『少林サッカー』のビデオ&DVDが
レンタル店に並ぶであろう…ということで、本日はこれです。

食神 Shi shen(God of Cookery)
1996年香港 チャウ・シンチー/リー・リクチー監督


周(チャウ・シンチー)は、
「食神(しょくしん)」の異名を持つカリスマ料理人です。
その、人を人とも思わぬ尊大さが却って受けているのか、
彼が審査を務める料理番組では、
今日も今日とて一流店の一流シェフたちが、
一刀両断で自慢料理をバッサバッサと斬られ、
場合によっては、料理ではなく料理人本人が
「顔が悪い。整形しろ」
言いがかりのようなことを言われる始末です。
※既にごらんになった方へ…ネタバレ防止のため、一部抑えた表現になっております。

しかし、奢る平家は久しからずというやつで、
天狗になっていた彼は、
低姿勢で弟子入り志願してきた
トン(ビンセント・コク)に欺かれ、
しかも、経営していた店から食中毒まで出てしまい、
とうとう失脚してしまいました。
※既にごらんになった方へ…ネタバレ防止のため、一部抑えた表現になっております。

うらぶれて街をうろついていた周でしたが、
ゴロツキたちとの一悶着の後、
そのゴロツキたちとも仲間になり、
彼らと共に、今までにない肉団子料理をつくります。
それをたまたま拒食症患者が食べたということで話題になり、
料理界に返り咲きそうな勢いを見せ始めますが、
それに焦ったトンとその側近(ン・マンタ)たちは、
またも妨害工作を図るのでした。
※既にごらんになった方へ…ネタバレ防止のため、一部抑えた表現になっております。

そんな中、香港を一時離れて、
中国は湖南にある謎の「中国料理学院」で修行をした周は、
「食神」の名を奪還するため、トンとの料理対決に臨みます……。

くどいギャグの繰り返しに嫌気がさす一歩手前で、
却って笑わされてしまいます。
食べ物を扱った映画でありながら排泄ネタがやたら多いところに
ちょっと意図を深読みしてしまいそうですが、
幸か不幸か、食べ物群がまあおしなべてマズそうでした。
『少林サッカー』が全くサッカー映画なんかではなかったように、
この映画も、実は食べ物の映画でも何でもなかったようです。

『少林サッカー』で、超美少女ビッキー・チャオを
ただれた顔にコンプレックスを持つ
饅頭屋さんに仕立てたチャウは、
この作品では、個性派美女のカレン・モクに、
ケンカがもとで出っ歯で目のつぶれた
不細工顔になったという設定で、
思い切ったメイクを施しています。
ちなみに、街のゴロツキたちの姐御的存在で、
屋台食堂経営者の役です。

ちなみに、文中、名前を太字にした役者さんたちは、
みんな『少林サッカー』にも出演しています。
ビンセント・コクとカレン・モクは対戦チームのメンバーで、
カメオに近いような特別出演でしたが、
(どちらも決勝戦の相手ではありません。
美女カレン・モクはなぜかヒゲを生やしていました)
ン・マンタは、少林チームのファン監督として大活躍しました。

参考までに、
チャウ・シンチーとリー・リクチー監督の共同監督作品では、
その名もずばり『喜劇王』というのもありました。
タイトルの割に、笑いの爆発力はコレが最も低かった気もしますが、
こちらもおいおい紹介したいと思います。


ユリノキマリ |MAILHomePage