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2002年06月17日(月) 待ちきれなくて…

1946年6月17日、歌手のバリー・マニロウが生まれました。
彼の曲では、何といっても【コパカバーナ Copacabana】が有名ですが、
この映画でも使われた曲も、なかなかメロディアスでステキです。

待ちきれなくて…Can't Hardly Wait
1998年アメリカ ハリー・エルフォント / デボラ・カプラン監督


高校卒業パーティーの夜の騒動を描いたコメディーです。
(といっても、学校主催のプロムではなく、個人宅のパーティー)
日本公開はされませんでしたが、
ジェニファー・ラブ・ヒューイットの人気を受け、
ビデオ&DVDでリリースされています。

美少女アマンダ(J.L.ヒューイット)が転校してきた初日、
彼女に一目惚れした優等生プレストン(イーサン・エンブリー)は、
結局卒業まで全くアプローチできず、
フットボール部のマッチョ(お約束♪)と彼女がつき合っているのを
指をくわえて見ているのが関の山でした。
が、アマンダが、彼氏と別れたというニュースが!
卒業パーティーにも来ると言います。
今度こそきちんと告白するのだと、プレストンは腹を決めますが…

パーティーには、さまざまな思惑の人間が集います。
ケニー(セス・グリーン)のように、
ナンパ(する&される)目的が主流の中、
マッチョにいじめられ続けた積年の恨みをはらす計画を立てる、
ハーバードへ進学予定の
ウィリアム(チャーリー・コスモウ)などもいました。

「お約束」を極めたような
アメリカ青春映画のある種の決定版でありながら、
非常に生き生きとしていて、新鮮ささえあります。
きっと、キャラクターの描き分けが上手だからでしょう。
はっきり言って、ストーリー的にはスカスカと言いたいほどですが、
不思議と印象に残る1本だと思います。

『サブリナ』のメリッサ・ジョーン・ハート
『ダーマ&グレッグ』のジェナ・エルフマンなど、
海外ドラマファンにはおなじみのキャストも、目を楽しませてくれます。

ところで、この映画中で使われているのは
B.マニロウの【哀しみのマンディ Mandy】でした。
めったにかからないはずの、このナツメロ(1974年)がラジオから流れ、
プレストンは、「マンディはアマンダの愛称だ!運命を感じる!」と、
変なこじつけをして気持ちを盛り立てようとするものですが、
実はそこには「からくり」がありました。

しかし、今さらですが、アメリカの若者が、
古い音楽(映画も)に造詣が深いのには驚きます。


ユリノキマリ |MAILHomePage