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2002年01月17日(木) 2つの頭脳を持つ男

1月17日の誕生花はデンドロビウムで、
花言葉は「わがままな美人」だそうです。
(誕生花については異説もあり)
そこで、こんな映画を思い出しました。

2つの頭脳を持つ男 The Man with Two Brains
1983年アメリカ カール・ライナー監督


監督C.ライナーは、『スタンド・バイ・ミー』『恋人たちの予感』
『ミザリー』などで知られるロブ・ライナーのお父様だそうです。
80年代、スティーブ・マーチンと組んで、
コメディー映画を数本監督しましたが、ほとんど日本未公開…
『2つの…』もその1本ですが、中でも傑作の誉れ高く、
ごらんになったことのある方もいらっしゃるのでは?

タイトルだけ聞くと、物すごい天才の物語みたいですが、
この映画の主人公ハフハール(脳外科医)が所有しているのは、
「頭脳」というよりは、人間の体の器官として「脳」そのもの!
それも、自分の意思を持ち口を利く、
気立てのいい女性の脳「アン・マールメヘイ」なのでした。

愛妻レベッカを亡くし、悲嘆にくれていたハフハールは、
ある日事故を起こし、ドロレスという被害者の女性に
一目惚れし、再婚までしてしまいますが、
実は彼女はめちゃくちゃ性格の悪い、傲慢な美女でした。
よその男に色目を使い、自分との夫婦生活を拒否するような
彼女との関係に疲れたハフハールは、
心優しい「アン・マールメヘイ」との語らいを心のよりどころにする中、
とんでもないことを考えつくのですが……

ハフハールをスティーブ・マーチン、
ドロレスをキャスリーン・ターナーが演じています。
キャスリーンといえば、悪女タイプの「強気なブロンド」がぴったりですが、
この映画での彼女は、そのセクシーさで男を翻弄するシーンより、
むしろ最後の最後、セクシーとは無縁な姿が魅力的なので、
どうぞお見逃しなく!


ユリノキマリ |MAILHomePage