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2001年10月13日(土) ハーバート・ロス監督のコメディー

さて本日は、
ハーバート・ロスが監督を務めたコメディーを
3本御紹介しましょう。
「すごいファンでもなかった」と言う割に、
3日続けて取り上げてしまったので、
さすがに追悼企画はこれでおしまいにします。

ボギー、俺も男だ! Play It Again, Sam
1972年アメリカ
脚本はウディ・アレン。
原題は、実際には言われていないことで有名な、
往年の佳作『カサブランカ』でのハンフリー・ボガードの台詞です。
ボギーに心酔する気弱な男(アレン)の自己実現の物語ですが、
ところどころで、ボギーの幻のような男が現れて、
アレンを奮い立たせるのが笑えます。
比較的近作では、シンガポール映画
『フォエバー、フィーバー』の中で、
ジョン・トラヴォルタに魅せられた青年が、
同じようにトラちゃんの幻に元気づけられていましたが、
このパロディーだったのかな?

摩天楼(ニューヨーク)はバラ色に
The secret of my sucsess

1987年アメリカ
今は、何かというと「パーキンソン病に侵された」ことで
話題になりがちのマイケル・J・フォックスが、
生き生きと動き回る、ビジネス大成功コメディーです。
共演のヘレン“スーパーガール”スレイターは、
今は亡きダイアナ・スペンサー系の美女でした。
すごい当て字(熟字訓?)になっているので、
映画のデータベースみたいな本だと、カテゴライズが
「な行」になっているものと、「ま行」になっているものがありますし、
テレビ放映時、「まてんろうはばらいろに」と思い切り言っていました。
この映画が公開になる少し前、『愛と栄光の日々』というタイトルの、
マイケル主演のシリアスドラマがあり、ファンに不評だったせいか、
『摩天楼…』のポスターには、
「マイケルにはやっぱりコメディーが似合う」
みたいなキャッチコピーが書かれていて、何だか笑えました。

マイ・ブルー・ヘブン My Blue Heaven
1991年アメリカ
ギャングで重要参考人の男(スティーブ・マーチン)と、
FBI捜査官(リック・モラニス)の奇妙な友情を描いた、
なかなか気持ちのいいアクション・コメディーです。
この2人の共演というと、
フランク・オズ監督の80年代版『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』も
笑わせてくれましたが、
もしもあれをハーバート・ロスが撮っていたらどうだったかな?などと、
ふと思いました。

ほかに、ニール・サイモンの脚本を映画化した
『キャッシュマン』『グッバイガール』もありますが、
どちらも好きなので、既に(3月・4月)取り上げ済みでした。
もう少ししたら、また引っ張りでしてくるかも、ということで。
(もちろん、追悼は抜きで)


ユリノキマリ |MAILHomePage