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2001年04月19日(木) クイズ・ショウ

1824年4月19日、詩人のバイロンが亡くなりました。
「愛に国境はない」などの名言を多数残した、
詩にあまりなじみのない私やアナタにも、
どこか「おなじみの」詩人ではないでしょうか。
彼の残した有名な言葉で、
「事実は小説より奇なり」というのもありました。

そこで本日は、実際の八百長事件がベースになっているという
ロバート・レッドフォード監督作品「クイズ・ショウ」で、
最も私の印象に残っているシーンについてお話ししたいと思います。

クイズ・ショウ Quiz Show
1994年アメリカ ロバート・レッドフォード監督


この作品が特に好きというわけではありません。
史実に基づいているといっても、映画化された以上、
演出や創作もあるだろうなと思う程度で、
正直言って、その線引きがくっきりできたとしても、
「あのシーンには感動した」「感銘を受けた」ということも、
実はほとんどない作品です。
ただ、恐らく映画ファンなら見ていて辛いだろうなと思うシーンがあり、
それがいつまでも頭に残っているのでした。

1958年。
より視聴者受けを考え、クイズ番組のメーンの解答者を、
魅力的な青年レイフ・ファインズに入れ替えたいと考えた番組スタッフが、
連勝を続け、飽きられ始めたジョン・タートゥーロに負けてもらうため、
「ある問題」で故意に間違えるように支持されます。
それは、映画の問題でした。
「1955年、アカデミー作品賞を受賞した映画は何か」
これ、かなりトリビアルな問題だし、
もし日本のクイズ番組で出るとしたら、
「ミリオネア」の、それもかなり高額賞金のところでしょう。
が、彼にはわかっていました。
何度も見ていて、好きな作品だったのです。
好きというよりも、
「共感できる」といった方がよかったかもしれません。
答えは、デルバート・マン(監督賞受賞)の『マーティ』でした。
アーネスト・ボーグナイン(主演男優賞受賞)は、
太目で余りルックスに恵まれていないがゆえに、
女性に対して消極的になりがちな男「マーティ」を演じていました。

「クイズ・ショウ」でジョン・タートゥーロが演じたのは、
見るからに野暮ったい男でした。
(演出したのがコーエン兄弟ではなくレッドフォードなんだから、
彼の個性が変な方向に使われたのは仕方ないとしても)
そんな男が、
「同志」のように思って見ていたであろう「マーティ」の問題を
間違わされる屈辱は、想像に難くありません。
クイズに興味のある人もない人も、
映画好きなら、ちょっと避けたい状況ではないかと思います。
知ったかぶりをするために映画を見るわけではないけれど、
好きなものに関しては、
周りが呆れるくらいに微に入り細をうがつように、
何でもいつでも話していたいと思うのは、
私だけでしょうか?
  
ところで……
映画の中では要するに、
「3年前のアカデミー賞受賞作を答えろ」と
言われているわけですが、
皆さん、3年前のアカデミー作品賞受賞作って言われて、
すぐに頭に浮かびますか?
実は、『タイタニック』でした。
某FM局で、「リカレント・ヒッツ」の名称で、
ほんの少しだけ古い曲のリクエストにこたえてくれる番組がありますが、
(最近聞いていないのですが、まだやっているのでしょうか?)
3〜4年前のことって、一番思い出せませない気がします。


ユリノキマリ |MAILHomePage