明日もきっといい日。

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2002年08月03日(土) ドライブ楽シ〜(怒

今日は花火大会。
引っ越して来てから、極貧生活のためレジャーらしい
レジャーをしてないので、「行ってみるか」と
いうことになった。

「大体さ、夜店のビールなんてボッタクリじゃん。
 買ってらんねーよな。持ってこーぜ〜!」
と言ってクーラーボックスをわざわざ買ってきたそう。
やるマンである。

花火大会の会場は、家から来るまで40分ほど離れた所。
一応同一市内である。
最寄り駅はちえちえの家の近くなので、車で行くしかない。
もう一度言う。

車で行くしかない。

クーラーボックスにビールとお茶と枝豆を入れ、
19:00スタートなので17:00に家を出た。

「さすが花火。道が混むねぇ〜」
そうは、自分がすることはみんなもするもんだと
思っている、とてもお目出度い人。
今日も車に乗って同じ方向に向かってるのは
みんな花火に行く車だと思ってるらしい。

さすが「ザ・フツーの人」。

途中道が三方向に分かれ、走っている車も均等に
分かれた。
「あれ〜、みんな花火じゃないのかぁ〜?」
みんながみんな、オマエと同じじゃないんだ。

ここまでで1時間。
計算ではもう車を止めて場所取りしているハズだが、
一本道の先は延々と続いていて、なんと山を超えて行く。
「一体あと何キロあるんだ?」
こんな時に限ってそうの車で来たので、見当がつかない。
ちえちえの車ならカーナビのナビ子があるのに…。
(頼りにならんが)

ちなみにそうの車は大切なミニではなく、
通勤用にエアコンが効けば何でもいーからと
会社の車を下取りした商用車なので、ラジオも
AMしか入らない。
音がモノラルの…。

「あと2kmだってよ〜」
と標識が出てきた時点であと15分。
ここら辺に車を路駐して歩ってく人もいる。
「でもさ〜、帰り大変だよね〜」
と暢気な2人。

悪いことは言わない、歩って行け。

しかし、2人に神の声は聞こえなかった。

ひゅ〜、ぱぁ〜ん。
「おー!始まったぞ〜」
しかし車は動かない。
焦り始める2人。

「あの標識、あと何kmって書いてある?」
「さっき2kmだったから1kmじゃん?」
「でも何か数字が並んでないか?」

見えるのは「あと1.5km」の文字。

そしてさっきからもう20分が過ぎた。
20分で500mしか進んでない。
そして気がついた。
花火が最初の1発しか上がってない。
「オレ達はそんなショボい花火大会に
 こんな時間かけて行くのか!?
 やってらんね〜」

しかし、このまま帰るのも癪だ。
ぜってーとうもろこし食ってやる!

20:00を過ぎた。
メインストリートを走っているが、2車線のうち
左車線は路駐の車でいっぱい。
もちろん空きはない。
右車線車の列は一向に動かず、一体どこまで続くのか…。

その時だった。
左車線の車がスモールライトを点けた。
ラッキー!帰るんじゃん!!
しかし、そうはそれに気づかず車を進めるではないか。
「バカ!何で前を見てないんだよっ〜」
あわててハザードを点けさせる。
すでに20:20。
やっととうもろこしが食べられる〜。
もう花火なんてどうでもいい。

夜店を端から端まで見て回ったが、とうもろこしはない。
傷心のままカニ汁を食う。
先週の悲劇なんて忘れたわ。
しかしもう花火も終わりの時間なので、煮詰まって
しょっぱい。
カニはおまけしてもらったが後味が悪かった。

結局とうもろこしの代わりにあんず飴を買う。
¥200。
ちえちえが買ってた頃は¥100だったのにな〜と
思いながらクジを引くと、2本当たり。
まぁ1本¥100の計算だからいいか。

そうがビール飲んだので、帰りはちえちえが運転。
21:45出発よ、OK?
来るのに3時間かかったということは、帰りも…?
いや、そんなことはないだろ〜、と車に乗ること2時間。
やっと家に着いたさ。
そんなことはなかったが、あったも同然だ。

家を出発する前に、「車で花火に行けるなんて
サイコーだぁね」と何度となく言っていたそうきち。
車で行くってのは、こういうことなんだよ。
身を持って体験できてよかったな。


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