だれかになにかもとめちゃいけない
あたしはおかしいから
だれにもなにももとめちゃいけない
かんちがいしてしまうから


言い聞かせてたら涙がこぼれた

きたいしちゃいけない
だれかをとなりにおいちゃいけない
あたしは
寄りかかってしまうから

「誰か」なんていないんだって
相手も人間で
同じくらいの荷物を抱えてるんだって

何回も何回も
それこそ分かるまで言い聞かせないと
駄目なんだ

視界が滲む
喉がひきつる

描いたことなんか起き得ない
「誰か」なんか何処にもいない


あと何回言ったら
この足りない頭は理解するんだろう
涙は出なくなるんだろう
普通になるんだろう
2009年08月02日(日)

AGO。 / 走馬真人

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