メゾン・ド・ヒミコ






オ、オダギリが・・


悶え死にますよ(断言)






なんてゆーか属に言うデートだったわけです(笑)
あたし彼氏なり、男の人と観る映画って80%くらいの確立でハズレなんだよね・・
今回外れたらもう男と映画はいいやーとか思ったわけなんですが
大当たりもいいとこだった(*´∀`*)


あ、こっちではネタバレするのでまだ見てない人はスルーしちゃって(笑)




メゾンドヒミコはいわゆるゲイの老人ホームなのです。
それを作った人がヒミコと呼ばれる男で
それがサオリ(柴咲コウ)の父親。
オダギリはそのヒミコの愛人なわけです。


サオリはゲイだからって理由で自分とママを捨てたヒミコは酷く憎んでて
まぁ、よくある感じよ(笑)
で、オダギリからバイトの話を持ちかけられてメゾンゾヒミコへ行くわけです。


始めはお互い憎みあってるんだけど・・
だんだん変わってく様子がうまいなーと思った。
あとメゾンゾヒミコの住人もまたおかしな人ばっかりで(笑)
とくにルビー!!!本当笑った(笑)


てかね、これただの感動じゃないよ!!!
めっちゃ笑えるんだけど(笑)
ちょっとポーカーフェイスな男がふふって笑うくらい(笑)




オダギリはゲイで男しか愛せない人で
ヒミコに出会うまではずっと一人だった。
ヒミコがだんだん死んでいくのをみて、「俺は生きていられなくなる、愛ってなんだよ」みたいなことを言うの。
そこがまたせつなくって泣くわけ。


サオリのことが好きになったのもきっと代わりとかそんなんじゃなかったはずだけど
でも、やっぱ男じゃなくちゃ愛せないわけで・・
ヒミコが死んでサオリがメゾンゾヒミコを去るときにオダギリがまた切ない。




切ない映画だったよ・・本当。


メゾンゾヒミコの居間に写真が張ってあるんだけど
そこにサオリのお母さんの写真が飾ってあるの、しかも真ん中に
しかも、27でヒミコと離婚したはずの母が
40の誕生日プレゼントにサオリにもらった帽子をかぶって笑顔で
それをみたとき、涙が零れてくの。
拭いても拭いても零れてくの。


ヒミコが死ぬ前にサオリに「ワタシはあなたが好きよ」って言うの。
サオリは何言ってんのって感じなんだけど
でもちょっと嬉しそうで。


そこでもう化粧落ちてもいいから泣いちゃえって思った。
タオルさがして鞄ゴソゴソしてたらさ、男がそっとハンカチくれたわけ。
なんかそっちにも感動しちゃったよ(笑)
ちょっとそーゆうの弱いんだけど・・と思いつつハンカチもらって泣いた。


あっちこっちからすすり泣く音が聞こえてまた泣いた。



世の中には色んな愛があるんだろうけど
男しか愛せない人や女しか愛せない人。
でも、愛する気持ちは同じなんだなーって思ったよ。
あたしはこの映画を色んな意味で青春映画だと思う。
好き勝手してきたゲイだって死ぬときくらいみんなと一緒にいたい。
それを当然の報いだとみんなは思うのかもしれないけど・・


でも、人間なんだからそう思うよね。
中学生と裸で海に走ってくゲイを見てると「あー青春だなぁ」とか思ってた(笑)

2005年10月02日(日)



                    



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