ひびき(日々記)
「夢を叶えて 夢になりたい」

2011年08月22日(月) 声を届ける策として

個人が抱く思想信条で全てを判断しようとすると
普遍的に善である事象さえも見捨てざるをえなくなる

また
個人の損得を最優先して全てを判断してしまうなら
普遍的に悪である事象さえも肯定せざるをえなくなる

こういう状態に身を置く人たちは
思想・信条・利権・権威・保身が複雑に絡みあい
ものの見事に機能不全を起こす

どこの政党がどうということではない

元は国民の代表として選ばれたにも関わらず
政治的柵(しがらみ)から身動き出来なくなった政治家は
今や誰の一人も民草の声に耳を傾けようとしていない

「●●については賛成するけれど○○は反対だ!」

こういった柔軟な視点で物事を選択し

左も右もハトもタカも与党も野党も関係なく
今の日本に良かれと「いいとこどり」をしたい

国民のほとんどがそう思っていても

議会制民主主義である以上
一個人の決め打ち的な選択を
政治に反映させる術が日本にはない

国会議員という名の
甚だ余計なものをぶら下げた
甚だ欲するものを持ち合わせない

国民という身の程を捨てた代弁者を
消去法で選ぶことを繰り返して今があり
もはや何らかの政治体制の改革が求められると思う

【国民投票・公選制】

今の機能しない国政に
一般国民の意思を反映させるには
最も有効な策ではないかと個人的に思う

とはいえ・・・

国民投票制度導入の議論さえも
このような政治家に下駄を預けるのだから
現状では正直なところお手上げと言わざるをえない

先日ある方たちと話をする機会があって
「なるほど、それはありかも」と思ったことがある

【データ放送】という手段だ

この今年整備施行されたシステムは
強制力はないにせよ世論の声を見せる事には使える

ただし
・有権者に限る事が出来ない
・国籍を限定出来ない
・地デジ難民の存在

このような様々な問題はある

また、操作出来る側のフィルターを
必ず通さないと伝えられないという弱みを持っている

デジタル放送により持ちえた機能を通じて
国民の直接的な声を届けるという試みは面白い

こんな庶民にも思いつくことなのだ
高名な政治家の方々が気づかないはずはない

こんな議論さえ出ないほどに
我が身の抱える柵は深いのだろう


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