ひびき(日々記)
「夢を叶えて 夢になりたい」

2007年03月05日(月) バドミントン(ノスタルジック長編)

先日スポーツ用品店で
バドミントンのシューズケースを買った
ギターの備品入れにちょうどいい

『ヨネックス』

なつかし〜な〜♪

僕は中学3年間バドミントン部だった

うちの中学は県内でも強豪だった

しかるに
とんでもなくキビシー部だった(笑)

1年生は夏休みが過ぎるまで
基礎トレーニング&素振りのみ
秋になるまでシャトルが打てなかった

バドミントンはひ弱なイメージがつきまとうけど
実は「室内競技の運動量ナンバー1」のスポーツだ
基礎的筋力と持久力が何もかもの基本になる

走る(屋内)/柔軟/筋トレ/素振り/声出し
走る(屋外)/柔軟/筋トレ/素振り/声出し/片付け

バドミントンは屋内無風なので
真夏でも休憩以外は窓閉めっぱなし・・・

夏休みはホンマにほぼ毎日吐いていた(笑)

熱血スポ根ドラマさながらに
ヤカンで水をぶっかけられたり
ぬるいことやってると容赦なく
ラケットのグリップで脳天をしばかれる

※脱線↓
今なら「体罰だ!!!」と騒ぐ人もいるだろうけど
そんな愛のムチを勘違いする大人たちが昨今増えて
経験もなく制御も知らない未熟な子どもを無法にするのだ


これはいわゆる「篩いにかける作戦」

この試練でだいたい三分の二が辞め
秋に残った部員だけが冬の新人戦を目指す

先輩部員の鍛え方も
今ならイジメと言われそうなもんだった

『腹筋対決』(わははは、なんやそれ:笑)

単純に何回出来るか競うのだ
コートの脇で延々腹筋対決が続く

654回(忘れもせんわ)

そこまで耐えても先輩に負け
グラウンド20周の罰が与えられる

さすがに先輩も意地でやってるとはいえ
そういう下地が強い部を作っていたのだな〜

2年生になると僕もそれに慣れて
おんなじように新入生を鍛えてた(イジメてたか:笑)

一年生に負ける=ナメられる=最悪
僕もそんな意地でさらに自分を鍛えたな〜

2年生も後半になると
驚くことに長距離走では陸上部にも負けなくなった
バドミントン部員が上位を独占するのだ
そんな事がなんか自信になったりしてた

そんだけ頑張ってはいたのだけど

僕はさしずめ県大会上位レベルでしかなく
全国レベルの強豪校の中で「ビリ=落ちこぼれ」だった

今から思うと
勝ちに対する執念が足りなさすぎた
他のヤツらはそれこそ必死でやっとった

チビ(中学卒業時153cm)だった僕に先生は
チビが生き残るための「こっすい戦術」を仕込んだ

それしか生きる道がなかった事が分からず
ズルい勝ち方に反発して負けばかり繰り返し
先生からも信頼を得ることが出来なかった

「なんでこんなしんどい思いしなアカンねん・・・」

心の隅でそう思っていた僕に
神様がご褒美をくれるはずもないわね

加えて
ウチが裕福じゃなかった事に対する
他の部員たちへの引け目なんかもあった

ヨネックス
バドミントン界のトップブランド
そしてアディダスやプーマのスポーツウェア

買ってもらえへんかった
お年玉で買えると嬉しかったな〜

みんなゲータレードのボトル持ってんのに
僕だけ茶とかがすんごい恥ずかしくてね(笑)

ブランドに目移りする前に
ボロボロのジャージででも強かったら
しっかり胸もはれたなと今は思う
なにより親に対してゴメンと思う

正直なところ
あんまりいい思い出はないのかもしれない

それでも今は笑える
時間は残酷ながらも時に救ってくれるもんなんだな♪

今ラケットを握っても
遊びに毛の生えた程度なら出来ると思う

まぁ
肉体は早々に悲鳴をあげるでしょうけど(笑)

機会があったら
久しぶりにちゃんとやりたい

経験者は
公園で風になびきながらやっても
オモロないもんなんですのよ〜♪


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