囚はれのシネマ日記
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カフェオレボウル第二号がこれです。 深いボルドーの赤に血が騒ぎました。 花模様ではなくストライプといふのも、甘さを抑へた感じでいいと思ふのですね。 この柄には水色と黄色の色違ひがあるので、ディゴワン・ストライプ・三姉妹と呼んでゐます。 第一号の小さなボウルも同じ系列のボウルなので、ディゴワン・ストライプ・プチ従姉妹です。 かなり使ひこまれた感があり、ボウルの内側の肌、とくに唇がふれる部分はぐるりとカフェオレ色のシミになつています。 若くはないフランス女が、毎朝どんよりと曇ったパリの空をながめながら、メランコリックな横顔をみせながら、このカフェオレボウルを両手で包みこんでゐた姿を想像します。
それが使はれて来た歴史、あるいは物語を内包してゐることがブロカントの妙味でもあるわけで、新しくてピカピカならよいと云ふことでもないんですね、これが。 これも「DIGOIN」の時代の刻印がくつきり押されてゐます。
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