海を進む
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結婚するならどんな人がよくてどんな人が嫌で、つきあうならこんな人がよくてこんな人が嫌で、 っていうのは、ただ便利かどうかの話で、好きになるときには全然関係ない。別次元の話。 最近女子で集まると結婚の話がやけに出るんだけど、みんな条件の話ばっかりしてる。 具体的な「誰か」がいないからだよね。私もそう。
久しぶりに会った友人と食事をして、カップリングパーティーに行った時の話をした。 二人の男の人とアドレスだけ交換したんだけど、それ以来全然メールとかもしてないって言ったら 「えーなんでー??連絡して誘えばいいじゃん。タイプじゃないんだとしても、2、3回 なんちゃってデートするだけでも何もないよりは楽しいでしょ?」 って言われた。
そうだ、私が求めてたのはなんちゃってデートだったのか。え、そうなのかな? 好きな人と一緒にいたいから一緒にいるためのデートではなくて、デートのためのデート。 恋に恋してたというより、もっと低次元。何もないよりは楽しい何かを求めてたのかも。
そう気がつくのと同時に、年収や職業はもちろんだけど、外見も趣味も性格さえも、 好きになるときには関係ないことなんだって気がついて、私は今までに本当に人を好きに なったことなんかあるんだろうかって思う。
好きになってもらうより、自分が誰かを好きになることのほうが、断然幸せなことだと想う。 本当に人を好きになれないのも不幸なことだし、なんちゃってデートとかで 気持ちがなくてもカップルみたいに振る舞えるとか、好きなふりができるとか、 そういうことを自分が実行することによって、そういうことってできるんだって 知ってしまうことも、不幸なこと。
来月あたり、あの人やあの人やあの人と食事にもしくは飲みに行くことになりそうで、 ディズニーランドまで行くかもで、相手だってそうだろうけど、少なくとも今の時点では決して 好きな人じゃないんだけど、そういう偽造のトキメキを楽しんでたら(いや、楽しくすらないかも。) 本当に誰かを好きになったときに苦しむことになるのかな。
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