【三志塾】 塾長yoneの授業日記

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2007年12月07日(金) ひつたん

小学5年生クラスは、
どの子も活発で学習に対してとても積極的。
間違いを恐れず、いろんな問題に果敢にチャレンジしてくれる。

活発で積極的であるがゆえに、
このクラスでは、毎回様々な “迷解答” “珍解答” が登場し、
私を笑わせてくれる。

今日の国語でもなかなかスゴい “迷解答” が登場した。


(問い) 次の下線部の漢字の読みを書きなさい。

   筆舌につくしがたい」


この「筆舌」の読み、
「ひつぜつ」と正解した子は、たった1人の男の子だけ。
他の子たちは「ひつした」やら「ふでした」と書いている。

しかし、「ひつした」「ふでした」と間違ったのは、まだマシ。

中に、「ひつたん」と書いている子がいる。


   「ひつたん」??


「ひつ」は分かるが、「たん」とは一体・・・?
そこで、その子にたずねてみたところ、

「だって、焼肉屋で『塩タン』っていうのがあって、・・・」

と、その子が私に真剣に説明し始めた。


・・・なるほど、分かった!


「塩タン」、つまり塩味の牛タン。牛タンと言えば牛の舌の部分。

「牛の舌」=「牛タン」 よって、「舌」=「タン」。


何という豊かな想像力!
もちろん間違いではあるけれど、
目のつけどころの鋭さには驚かされ、思わず感心してしまった。


   「筆舌」は、「ひつタン」と読む。


私の塾にまた新たな伝説が加わった(笑)



*ちなみに、ご存知の方も多いとは思いますが、
 「タン」は、英語で「舌」を意味する tongue の音に由来しているそうですね。


過去の今日・・・
2000年12月07日(木) 体調不良
1999年12月07日(火) 個人懇談会



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