【三志塾】 塾長yoneの授業日記

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2005年11月11日(金) 「幸せ」をおすそ分けできる人になってほしい

アカン、治らん・・・。
関節という関節がすっごい熱い。そして痛い。
これって風邪じゃなく、何か変な病気では・・・(恐

夕方、小6の算数。分数の四則計算と文章題。
最近ちょっとダラダラしてる生徒がいて、
今日も宿題を忘れてきたので「喝」を入れる。
で、生徒は泣く。

以下、今日の私のその生徒に対する語録。

なんで君が泣くんや?
やる事やらんかったら私から「喝」入れられるのわかってて
それ覚悟の上で怠けてるんやろ?

泣きたいのは君やなくて君の親のほうや!
毎月安くない授業料を払ろて、
それで子どもがちゃんと勉強せんかったら
親にとってこんな情けない話あらへん!

君は、「塾に来てる」んやなくて「来させてもらってる」んや!
それを勘違いしたらアカン!

親は、君が大人になって社会に出たとき、
その社会の中で生きていくのに必要な知識や考える力をつけさそうと、
つまり、君が社会に出てから困らないようにと、
そういうことを思って君を学校だけやなく、
わざわざ塾へまで通わせてくださってるんやろ?

君はそのありがたい親の愛情が分からんのか?
君はその愛情を踏みにじるんか?

・・・よく考えてごらん。
この世の中には、
いろんな事情で学びたくても学べない子がたくさんいます。
塾へ行きたくても行けない子もたくさんいるんですよ。
そんな中で、君の親は、
君に「塾へ行っていいよ」「そこで頑張るんだよ」って
言ってくださってるんでしょ?
それは、とっても幸せなことです。君もそう思うでしょ?

(生徒、ウンとうなずく)

だったら、その幸せを自分から手放すようなことをしていいの?

(生徒、首を横に振る)

そうでしょ?そう思うでしょ。

いま、私が君を思いっきり叱っているのは、
決して君のことが憎いから叱っているんじゃない。
君が私の大切な生徒だから叱っているんです。

私の思いは、君の親の思いと同じです。
君に将来幸せになってほしい。
だから、自分からその幸せを手放そうとしている君を叱ってるんです。
わかりますか?

(生徒、ウンとうなずく)

じゃ、これからは、
いま話したことを忘れずにしっかりやって行きましょう。

・・・と、まぁ、こんな感じ。
学習をおろそかにする生徒には、
いつもだいたいこんなこと言っている。

勉強は何のためにするのか、
それは、自分が「幸せ」になり、
そして自分と関わる人にその「幸せ」をおすそ分けができる人になるため。

私は、将来そういう人になってほしいという思いで
毎日子どもたちと接している。

勉強をおろそかにすれば自分の「幸せ」は遠ざかる。
ましてや人に「幸せ」のおすそ分けなどできるはずがない。

子どもを叱る時、私はそんな思いを持って叱っている。


過去の今日・・・
2004年11月11日(木) 証明問題はきらい
2002年11月11日(月) タウンページの広告



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