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2004年01月12日(月) ゴシカ

さあやっと三本目だ。(ゼエゼエ)

ホラーです。女性刑務所の精神病棟に勤務する精神医(ハル・ベリー)が、ある豪雨の夜、車で帰宅途中に橋の上に立ちつくす謎の少女(←これがもう見るからに霊!ほとんど貞子!)を轢きそうになる。慌てて車から降りて少女の安否を確かめ…たところで何故か突然記憶が途切れ、次に気付いた時には自分の勤める病院に患者として収容されていたのだった。聞けば院長である夫が惨殺され、その犯人が自分なのだという。夫を恨んだことなどないし、殺人なんてまるで身に覚えがない。一体何が起こったのか? …というお話。チラシにも出てる「Why me?」と、もう一つ「not alone」がキーワード。


私全然知らなかったんですが、監督のマチュー・カソヴィッツって「アメリ」に出てたあの人なんですってね!ニノ役の!(グリグリさん色々ありがとうございましたー!) 監督する人だって知らなかったからびっくり〜。とはいえこの作品、フランスではちょっと評価が芳しくないご様子。っていうかIMDbでも芳しくないご様子(笑)。うーん、こうなると自信なくなるなあ。いや、私はそれほど悪くないと思ったんですよ。まあ絶賛するほどではないけれども、少なくともダークキャッスル作品として見た場合、例えば去年の「ゴーストシップ」なんかに比べたら断然きちんと話を作ってるんじゃないかなー、と。

ダークキャッスルって、ジョエル・シルバーとロバート・ゼメキスが立ち上げたホラー専門の製作会社ですが、「ゴーストシップ」だとか「13ゴースト」だとか、何となく“VFXだけは異様に素晴らしいくせに肝心のストーリーは拍子抜け”っていうイメージがあったんです、個人的に。だけど本作はCG使ってビックリさせる手法にあまり頼らずオーソドックスな怖さを追求していて(実際に怖がれるかどうかはまた別の話ですが/笑)、話もミステリアス路線に仕上げている、そこが非常に好印象だったというわけです。…あーでも、やっぱり直前の「ミスティック・リバー」が予想に反して気に入らなかったから反動でこっちが好印象だっただけなのかなー。いずれにせよ半分ウトウトしながら観ていたラストの一本なので(上映時刻AM4:00〜5:30)あんまり信用しないで下さい。てへ。(逃げ腰)


ところでハル・ベリーは意外とホラーが似合うかもしれませんね。さして必要性の感じられない水着姿やシャワーシーンなどを程良くはさんでサービスしつつ(笑)、ちょっとオーバーアクト気味な驚愕演技がいい感じでした。共演がペネロペ・クルスってことで、「HOTEL」のサルマ・ハエックvs.ルーシー・リューの如く我の強い女優対決あわや一触即発!なシーンが見られるのかと思いきや、ペネロペちゃんの演技が抑えめだったのでそういうこともなく(笑)上手く調和がとれていましたよ。ペネロペ・クルスってあんまり好きだと思ったことなかったけど今回は良かったです。不思議ちゃんが似合うね!

あ! あと、あと、ロバート・ダウニー・Jrが出てたので嬉しかったです! 私この人昔から結構好きなんです。割と重要な役どころで、最後の方まできっちり出てきてくれたので満足でしたー。…って、そうか、そこが良かったのか私?だとしたら我ながら単純…。



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ゴシカ 【GOTHIKA】

2003年 アメリカ / 日本公開 2004年
監督:マチュー・カソヴィッツ
出演:ハル・ベリー、ペネロペ・クルス、
ロバート・ダウニー・Jr、チャールズ・S・ダットン
(劇場イベント鑑賞・「カウントダウン映画でお正月2004年!」)


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