光合成実験室(休憩コーナー)

2004年09月10日(金)  アメリカ旅行:長い一日が始まる。(*)

とにかく、長い一日が始まります。

何せ、日本よりも時間が遅い国に移動しますので、
日本で9月10日を半分過ごした後、
もう一度、9月10日を丸々過ごすことになってしまうという大変な事体が!(笑)

**-**-**

実際には、9月9日の日中から、私達の準備は始まっています。

9日の午後は有休を取り、分刻み?ともいうべき、スケジュールをこなします。

まずは、旅行会社に行き、
最終日の宿泊バウチャーを受け取ったり旅行保険に加入したり。
また、夜の7時までにチロルを病院に預けてこなければいけなかったり。
そして、留守中、姑が来ますので部屋の掃除。旅行のパッキング。



結局、10日は、朝の5時に自宅を出て、電車乗って乗り継いで、
横浜から成田エクスプレスで成田まで。と思っていたのですが、
横浜までは、相方パパが車で送ってくれる事になりました。
そのため、出発の時間は5時45分に繰り下がり、若干の余裕が(笑)


日本時間:朝
5時45分。自宅出発。
6時半。成田エクスプレスに乗り、成田空港へ。
8時。成田着。
 動き回るにも邪魔なので、そうそうにスーツケースを預けてしまいます。
11時過ぎ。搭乗開始。
11時半過ぎ。日本離陸。


行きの飛行機では、3人掛けのシートの通路側と真中でした。
トイレに立つことを考えると、通路側の方が便利であろうという事で、あえて通路側の選択です。
どうせ、移動時間が途中から夜ですしね。
航路としてはほとんど海上の予定(アラスカ経由)ですし、機外は見えないでしょう。

私達二人の隣である窓側の席は、インドネシアから来ているおばちゃんでした。
このおばちゃんがキュートな方で、非常にウィットに飛んだおばちゃんでした。
当然英語でカタコトで話すわけですが、我々が英語に不慣れであることに理解を示し、
なんども根気良く話してくれたり、ゆっくり話してくれたり。

インドネシアからオハイオ州の娘さんに会いに行く予定だそうで、
とにかく時間がかかっているようでした。

よくよく聞けば、自宅から空港までタクシーで4時間。
成田までのフライトが7時間。
トランジットで空港内で4時間待たされ、我々と同じ飛行機に乗り12時間。
ようやくシカゴまで着いたら、またトランジットで4時間空港内で待たされ、
国内便に乗り換え、1時間。そこから娘さんの家までまたちょっとかかるとか。
ここまでで30時間ですもの・・・・

成田まで約3時間。成田から12時間。シカゴの空港から目的地まで約3時間。
たかだか18時間の我々なんて、まだまだ近い方なのかしらん?(笑)



現地時間:朝
9時。無事にシカゴのオヘア空港(O'Hare Airport)に到着。

空港審査も特に問題なく、地下鉄乗り場もなんとなく見つけられました。
が、やっぱり切符(トークン)は、お釣りが出ないらしく、
着いたばかりの我々では小銭(コイン)がほとんどなく、
券売機で買うことできないため、早速駅員にヘルプを求めます。
紙幣で切符を買えるのか訊ねたところ、窓口に案内してもらえ無事に切符もゲット。

次の電車にさっさと乗り換えればよかったのですが、地下鉄を途中駅で下車し、
飛行機と宿泊の手配をしてくれた旅行会社の支店にお邪魔して、
現地情報を入手すべく、スーツケースをゴロゴロと押していきます。

しかし、現地の職員は、私が行こうとしている町も知らず(それはいいの。田舎だから)、
乗ろうとしていた電車の駅が判らず(これはとても問題だと思う)、と、
全然ダメダメで、新しい現地情報を入手するどころではありませんでした。
ガイドブックの方がマシ。という現地の人にあったのは初めてで、
日本支社の人が頑張ってくれてただけに、ちょっとガッカリでした。

気を取り直し、目に付いたスタバでお昼を取ることに。
ドリンクのサイズですが、日本で言うショートサイズなんてないんですよ。
サンドイッチのサイズも何気にでかいし、
もう、食べ物、飲み物には、これからずっと驚かされっぱなしになります。


町で言う3ブロック分なんとか歩いて、
ようやく目的の電車(地下鉄ではない)の駅を見つけました。

切符もなんとか買って、ふらっとホームに行くと、ゲートなし。
電車の中でも買えるという情報が本に書いてありましたが、本当ですよ。
始発駅なので、次に出る電車が待っていて、ゲートがない!と驚きつつ、乗り込みます。

街中を走っているせいか、結構ゆっくり走っている電車で、
1時間半後、第一の目的地でありこの電車の終点であるジョリエット(Jolilet)という町に着きます。


このジョリエットという町には、今は使われていない刑務所があり、
その刑務所を舞台にした映画で有名だとか。
ちなみに『ブルース・ブラザーズ』というもので、サントラ盤も有名だそうです。
ジャズ発祥地シカゴが近いだけあって、かなり有名な曲や演奏者の方々らしいので、
私もこんどお店で探してみようかと考えています。


さて。
今回の旅行中で、一番困ったのが、
このジョリエット駅から友人の泊まっているホテルまでの道のりです。


駅前で待っていればタクシーが来るという話だったのに、全然いない。
10分待ってもこないので、
駅の隣の敷地(と言ってもちょっと歩く)に建つ銀行に向かい、
銀行の駐車場の管理人のおじいちゃんに、
「タクシーに乗るにはどこがいいのか」を尋ねると、
「駅で10分から20分待つのが一番だ」と言われ、
さらに待つけれど、結局来ず、
今度は、銀行とは違う方角で駅の隣の敷地に建つ会議場みたいな所に行き、
「タクシーを駅前で30分近く待っているけれど、全然来ない。どこで待つといいかアドバイスをくれ」と言うと、電話で呼び出してくれました。
「あと10分もしないでタクシーが来るからそれに乗りなさい」と言ってくれたんですが、
来たタクシーが黒人のお兄ちゃんが運転している白タク(イエローキャブとか会社名が書いていないパターン)で、
かつ、電話で頼んだのはあんたたちかい?とも聞いてくれず、
乗るの?乗らないの?とだけ聞いてきます。


せっかく呼んでもらったタクシーのようですし、
二人して意を決し、結局彼の車に身を託すんですが、
もうどこを走るのか判らないので、本当に不安でした。


友人にも、駐車場のおじいちゃんにも、会議場の警備員の人にも、
タクシーに乗るのは10分ぐらいだと言われていたので、
とにかくそれを目安にするしかないと乗り込むと、
「僕の名前はオーランド。次からは名前を言ってくれたらすぐくるから!」と、
陽気に声をかけられ、途中、彼は鼻歌まで歌いながらの運転です。


顔には出しませんが、もう心臓バックバクでした。

結局は、無事に10分もしないで友人の泊まっているホテルまで着きましたが、
電車を一本遅らすとか、駅前で何か時間を潰して、
友人に駅まで迎えに来てもらえばよかったとチラリと思ったほど、
このタクシーで、寿命は縮まったなー(笑)



友人が、ホテルのフロントに客が来たら部屋で待たせろと伝えておいてくれたので、
無事に部屋に案内され、邪魔なスーツケースなど荷物を置いて、
仕事から彼が戻ってくるまで、ホテルの隣にあったスーパーマーケットに探検です。



それにしても、外国のスーパーマーケットって楽しいですよねぇ。
なんでもかんでもビックスケール(笑)


豪州の時からびっくりなのですが、なんで牛乳とか飲み物が3Lなんでしょうね。
日本とは単位が違うようで、びっくりです。
容器もポリだし、液体はカラフルで、車のウォッシャー液にしか見えないし(笑)



探検が終って、ホテルに戻ったら仕事を終えた友人が!
4月以来の再会です。



ふらふらとぐるっと車で町を案内してもらった後は、
タコベルという現地で非常に有名なファーストフードのようなファミレスのようなお店で晩御飯です。



細切れながら機内で頑張って寝てきたんですが、
やはり前日から起きているせいか、ものすごく眠くて、
また、友人に会えたので、これでもう後は任せられると一安心だったのか、
あっという間に二人とも寝込んでしまったようで、
小一時間シャワーを浴びたりする時間分だけと、
席をはずしてくれた友人が部屋に戻ってきた時には、ゴーゴー二人とも寝ていたらしいです(笑)


そんなアメリカ旅行一日目でした。







<今日のアンビリーバボー>
シカゴの街で、日本のバスが都合二台くっついているバスを見た。
接続部は蛇腹になっていて、外観的には電車のつなぎ目みたい。
なんであんなバスが存在するんでしょう?一応、合理的なのかしら?(笑)

警察官が自転車に乗っていた。半ズボンで。
その事をアメリカ人に話したら「暑いからねぇ」で片付いた。
いくら暑いからって、日本じゃ考えられない服装だよ。


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ぽんかむ [MAIL]

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