| 2012年11月12日(月) |
今年たくさん旅行に行っている訳は |
昨日、一昨日と、群馬・新潟方面に旅行に行っていました。 本当は家族ぐるみの旅行のはずでしたが、メインだった義祖母が倒れて、ホテルをキャンセルし、家でのんびりするはずだったけれど、ちょっと事情があって、旦那と私と二人だけでも気晴らしに出かけよう、と行くことになりました。
旅行の詳細はまた、後日、自分の覚書として、写真やらを入れながら書きたいなと思っていますが、今年は海に行ったり山に行ったり、たくさん遊べているなぁとしみじみ思います。
(先に書いておきますと、今日はいつもよりさらに取り留めのない日記なのです。)
去年は、震災の後の自粛ムードもありましたが、 「もし、遠い街まで旅行に出かけて、またあの地震が起きたら、どうする?」 という気持ちがあって、出かけても近くの町(頑張れば歩いて帰れる)のところまでしか行き来しませんでした。 それで、その反動であちこち出て回っているんだと思います。
大げさな。被災地の中心でもないくせに、と言われるかもしれないですが、あの時の心細さ、しばらく続いた恐怖感は結構ただ事ではない具合で。 実際の被害は、屋根瓦が落ちる、壁が崩れるという程度で、アパートは何でもなかったけれど、地震の時仕事場でたった一人だったのが怖かったんでしょうね。 海も山も行きたかったけれど、海はとにかく津波が恐ろしく。
あの地震の後すぐ、被災地復興支援ツアーなんていうバスツアーにも興味があったけれど、行けませんでしたね。
実際に、ボランティアに出かけた方が、知人というにはおこがましい程度にしか知らない間柄ですが、お一人いて。 ぐずぐずのろのろしている自分より、どんなに行動力があるかと尊敬しました。 「もう若くないから」「腰が痛いから」「募金はしたから」というのは言い訳だったのかもなと、昨日海を見たときにふと思ったわけです。 茨城の海じゃなくて、新潟の海ですけど。
新潟だからこそ、かもしれないですね。 柏崎刈羽原発がすぐ目の先にあるところまで行ったので。
大洗にも今年は少しだけ行きましたが、復興が進んで、お客さんも来ていました。少ないのかもしれませんが。 ただ、もっと北のほうにはまだ行けていない。 いけないほど遠くはないのだから、行ってみたらいいのですが。
NHKでは復興応援番組が、途切れずずっと続いていますが、民間のテレビ局は思い出したように放映するだけになってきましたね。 私が知らないだけかもしれませんが。
実際に旅行に出かけて、自分で運転をして、山道を越えたり土地を見たり、人の雰囲気やご飯を食べたりすると、ニュースで名前しか聞いたことのなかった場所が、ぐっと一気に近く感じられるようになります。
今回は沼田、水上、六日町、長岡、栃尾、柏崎(のちょっと手前)あたり。 それから山の名前。武尊、谷川岳、一ノ倉
どれも、お祭りのチラシや、日本史のテキストや、ニュースや、それから漫画の中で見たり聞いたりしたことのある地名。 でも、聞いたことあるけど、どんな情報だったっけ? と聞かれたら、大きなこと以外は、調べてみないとはっきり思い出せない。
けれど一度行けば、次にニュースで見たとき、聞いたとき、ああ、あそこか。とものすごく実感がわく。 悪いニュースもいいニュースも、対岸の火事ではなくなる。
今日母と話をしたのですが。 「みんななぜ旅行にもっといかないのだろう?」と聞いたら、 「それは、親が旅行に行かないからだろう」という答えが返ってきました。「親がスキーが好きなら子供も行くけれど、一度も行かなければ行くことすら思いつかないこともある。そんなものよ」と。
……そりゃそうだ。 相撲だって、学校でやらないから相撲取りになりたい子が一層少なくなるんだと、先日ニュースでもやっていたしね。(やっている学校もあるけれど)
家の場合は、当たり前のように旅行というものが身近にあったので 「お金をかけてもいい趣味」 「200km圏内なら日帰り範囲」 「思い立ったら昼からでもいく」 という感覚がある。
それで、しばらく行かないと、ものすごく旅行に行きたくなるんだなと気づきました。
だから、誰にとっても本当は旅行というのは案外もう少し身近なもので。
半年前から計画を立てて、さあ行こう、という旅行もいいものですが。 思い立って、何も調べずに行ってから、地元の人に尋ねてみたり、料理屋で失敗してみたり、ああ、もっとこんないい所があったのか、また同じ土地に行ってみよう、と考える旅行もいいものだと思います。
まあ、後者は失敗がほんとに多いですけどね!
もう少しスマホが安くなって、どこでも圏内になったら、スマホを持って出かけたいものです。 パソコンと同じくらいの検索ができると聞いていますので。
るるぶに載った店に行き、失敗することだけは避けられそうです……。
では、また明日!
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