| 2012年08月21日(火) |
ダグエリ更新 / SF大好き |
ダグエリ「はじめのいっぽ 3」更新しました。 読み返して書き直すだけで30分以上かかっとる……。
なんか今回はすらすらかけていないので、どうしても文章が固くなっている気がしています。 あと、多分翻訳SF小説読み過ぎ。 文体が翻訳SFになりかけとる。
あーでも、面白いよね、SF小説。 タイムパラドックス物が一番好きだとは書いたことがありますが。
昨日よんだのは、ロバート・A・ハインラインの「銀河市民」でした。 結構なボリュームがあるんですが、一気読みです!
実は…… ハインライン好き! といってる割には、「夏への扉」以外を読んだことがなかったのです。いや、読んでるんですが、あんまり印象に残らない作品を読んだらしい。
そこで、ハインラインを一杯読もうと思ったのであります。
先日は、「人形つかい」と、「ダブル・スター」を読みました。 「人形つかい」は知人がいつの間にか宇宙人に乗っ取られて操られる話。
でもそれよりも「ダブル・スター」がすごく面白かった。 性格俳優の主人公が、最初は落ちぶれているのにプライドだけ高い芸人なのに、ある人物になり替わって彼を演じるために、様々な教養を身に着けていくうち、全く別人になっていく。 といっても、考え方の隅々までが成り変わるのではなく、その中にきちんと芸人としての彼が残っているのがいい。
そしてさらに面白かったのが今日読んだ「銀河市民」 このタイトルだけで、読むのやーめたっていう人は一杯いるんじゃないかと思う。堅苦しいよね。 でも、めっちゃいいです。 大好物。 ダブルスターも、夏への扉も、この銀河市民もそうだけれど、「さえない(あるいはニートだったり体が弱っていたり)する少年が(あるいは青年や中年の男性が)、あることをきっかけに学び、動き、自分の将来を切り開き成長していく話が好きなのです。
特に今回のは、「岩窟王」に似ている。 岩窟王大好き。大好物。
どちらも、老人が青年に、自らが学んできた知識や知恵を与え、成長させる話。 そして青年は、岩窟王ならそれを復讐に使おうとし、銀河市民なら老人の目的を達成するため、それから自分の居場所を作るために使おうとする。
岩窟王も復讐にとどまらないし(復讐で終わるならこんな好きではない)、銀河市民も、自分のためだけではない。それがいいーのです。
ああ、なんか読んだばかりでうまく言えないー。
ふと思えば、私、マイ・フェア・レディも大好物だった。
「人は知識と知恵によって何度でも生まれ変われる。本人がそう望むなら」
そんな話が好きなのかもしれません。
では、また明日!
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