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自分の中にまだどれくらいの地雷があるのか、 そしてそれがどこにあるのか、 踏ま(れ)ないと判らない…というのが、 地雷の地雷たるところなのか。
それは唐突になんの予感も無く踏まれて、 やってくる凄まじい暴発。 回避する手段を持たぬまま、 自分をまたは他の何かを傷つける。
勘弁してくれ…。
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前から使ってるんだけど、 やっぱり優れものだと思うお気に入り。 可愛いけれどピリッと辛い胡椒挽き。 ↓ (click!)
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昨日読了の本
・村上春樹「海辺のカフカ 上下」新潮社
ちょうど1ヵ月前読んだ竹内真の「図書館の水脈」に出てきた本。 なるほど「図書館の水脈」は「海辺のカフカ」のオマージュだったわけだ。
過去、村上春樹は何冊かは読んでいるのだが、 残念ながらいまひとつ相性が悪いらしい。 なんというか… どこか合わない。 全然面白くない…というのではないのだけれど、 どこまでもズレたままラストまで行ってしまう…という感じか…。
けれど、人と人とが出逢うということには きっと何か必ず理由があるのだ、 そこには必ず意味があるのだ、 というのには共鳴できるものがある。
まったく違う人生を別々に生きてきた人々が、 何かに弾かれるように何処かへ向かって歩みだし、 それぞれ別々だった道がある場所で交差する。 そしてその出会いが何かを引き起こす。 目的の見えぬまま出発したその結果が、 交錯した瞬間知らなかった目的の達成となる。 何かが開き、何かが閉じる。
もしかすると自分の人生も、 何かを開く、そんな何かに出会うのかもしれない、 そんな想いが生れる物語。
それは明日のことか、まだまだもっと先のことか、 いつかその時が来たら判ると良いと思う。
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私信:青様 やっと読ませて頂いた最終話、 思わず泣きそうになりました。 ルーク、好きです。 しみじみと、良いコンビになれて良かったね…と思いました。 もしまとめてupする機会がありましたら、 是非挿絵も入れてくださいまし。
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