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知り合いの知り合いの、そのまた知り合いというふうに順に辿って行って、 何人で有名人・著名人に行き着くか知り合いの輪! というのがあるけれど、 今回3ステップで皇族ってのが発覚して、ちょっと呆気。
ちなみに、自分の知り合い(親兄弟親戚も含む)で1ステップ、 そのまた知り合いで2ステップ。
まぁ、アフリカの奥地の部族のひとりから大阪のお笑い芸人まで、 8〜10ステップくらいで辿りついてた…というのを見た事があるから、 同じ日本人(?)同士なら、そんなことも有りなのかも。
今まででも、 3ステップで坂本龍一とか、 3ステップで山田洋次とか、 そういうのは結構あったのだけれど、 2ステップ上がった時点で既に全くの赤の他人で、 実は何の役にも立たない人間関係だったりする。
当然3ステップで皇族だからといって、やっぱり役には立たないのであった。
まぁ今回の場合は、1ステップ目が顔あまりに広すぎ… ってところに問題があるんだけどね。
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本日読了の本
・アン・マキャフリイ作 浅羽莢子訳 「キラシャンドラ」ハヤカワ文庫
「クリスタル・シンガー」の続編で、タイトルはヒロインの名前である。
ご多聞に漏れず記憶力まるでペケの身にとって、 こんな話だったんかい!という展開。 過去2回くらいは読んでるんですけどね、まるで覚えてませんでした。
アン・マキャフリイという人は割と ご都合主義的順風満帆な展開を書く人みたいで、 前作の訳者あとがきからして結構けちょんけちょんだったんですが、 今回は訳者も結構誉めてたりして、 でもそれがどうも納得できない自分がいます。
私としては、クリスタル・シンガーなんだから歌ってほしいんですよ。 歌って共鳴してそれを降り払って脱出して… という、まさにクリスタルの残響を聞くような物語が読みたいんです。 でもどうも作者はそういうのはあまり書きたくないらしい。 キラはさっさと星外に出てしまう。 そしてクリスタル採掘ギルドの威光を背に、 やっぱり鼻持ちならなかったりする。
前後編を通して、1冊目前半のキラが一番好き。 まだ力を持てず、完全なる未知の世界に立ち向かって行く、 時に苛立ち、時に自分を煽りたてるキラが好き。
なんぼ救い有り有り物語でも、 もう少しじたばたするヒロインを求めたい私なのでした。
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