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羊様>アニバーサリー3、おめでとうございます〜♪
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思い起こせば「トンカチと花将軍」は初めて読んだ ナンセンスファンタジーでありSFだったのかもしれない。 そのネーミングセンスの妙さ、発想のハチャメチャさ、 それこそが今の自分のまさに源流なんじゃないだろうか? とすら思う。 何を書いても物語がどこか全然違う場所に飛んでしまうのは、 あの面白さが未だ忘れられないからなのか。
その「トンカチと花将軍」に、一匹のアライグマが出て来る。 彼は毎日洗うのが仕事だ。 じっと腰を落ち着けてただひたすらに洗い続ける。 けれどうっかりすると花を咲かせてしまうのだ。
彼は尋常ならざる量の蔵書の持ち主で、 その本達を極めて大切にしているのだが、 しかし文字は読めない。
その文字が意味する事を知ってしまった時、 彼はいつだって苦悩する事になるのだ。
アライグマ、アライグマと言っていて、 ふとそんなことを思い出した。 私はどんなアライグマになれるのだろう?
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