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昨日読了の本
・牧村泉「邪光」幻冬舎
別の作家さん借りるつもりでひょっとその横にあって、 目が合っちまったんで借りてきました。 いい加減です。
ホラーサスペンス大賞を取った作品らしいですが、 そんなに言うほど怖くもありませんでした。 これ、ホラーなんだろうか? サスペンスなんだろうか? ホラーとサスペンスの違いも知らないんですけど…。
「見える」というのは恐ろしい訳で、 それは見えない人には決して判らないのでしょう。 「見える」故に、知らなくても良いことを知ってしまい、 それを何とかする力があれば、使わざるをえない。 それが「邪光」であれば尚更に。
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ドリフのいかりや氏の死去について考えていて、 知識として知っているというのと、 体感として知っているということの違いを改めて思う。
名前だけ知っていても、それは知っていることにはならない。 それは同時代に生きてそれを体感した人間だけが知るものなのだ。
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「見えない」者に「見える」者の心は判らない。 「見える」者に「見えない」者の心は判らない。
それは、体感して初めて判るもの。
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