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2004年03月22日(月) 「邪光」

昨日読了の本

・牧村泉「邪光」幻冬舎

 別の作家さん借りるつもりでひょっとその横にあって、
 目が合っちまったんで借りてきました。
 いい加減です。

 ホラーサスペンス大賞を取った作品らしいですが、
 そんなに言うほど怖くもありませんでした。
 これ、ホラーなんだろうか? サスペンスなんだろうか?
 ホラーとサスペンスの違いも知らないんですけど…。


 「見える」というのは恐ろしい訳で、
 それは見えない人には決して判らないのでしょう。
 「見える」故に、知らなくても良いことを知ってしまい、
 それを何とかする力があれば、使わざるをえない。
 それが「邪光」であれば尚更に。

  +++

 ドリフのいかりや氏の死去について考えていて、
 知識として知っているというのと、
 体感として知っているということの違いを改めて思う。

 名前だけ知っていても、それは知っていることにはならない。
 それは同時代に生きてそれを体感した人間だけが知るものなのだ。

  +++

 「見えない」者に「見える」者の心は判らない。
 「見える」者に「見えない」者の心は判らない。

 それは、体感して初めて判るもの。


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