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2003年06月18日(水) 映画『THE MATRIX RELOADED』

目痛と頭痛。
目が映像の速さに着いていかれなかった模様。

確かに、字幕版より吹き替えの方が良かったかもしれない。

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映画『THE MATRIX RELOADED』

 『THE MATRIX』三部作の二作目。

 前作でその世界観と目的の説明をしているので、
 今回はより観念的・宗教的になっている。
 問いかけと困惑と混乱と決意。
 何が正しいのか、未だ答は出ない。

 アクションのスピード感、迫力、臨場感、爽快感は前作の比では無い。
 各所の予告などで見られたカーチェイスシーンでは
 一瞬自らがチェイスの中心に居るような錯覚すら覚える。
 ごくありふれたスクリーンで観たのだが、
 個人的にはあの倍以上の大きさのスクリーンで観たかった気がした。

 思っていた通りだったが、キャストはみんなカッコ良かった。
 『レボリューションズ』が待ちきれない。

 それにしても、妙に疲れる映画でした。
 終演後、身体が強ばり虚脱していました。
 何というか、あちらに持っていかれてしまった…とでも言うか…。


 これ以下はネタバレです。
 ネタバレシして良い方のみ反転してお読みください。




   ↓  ↓  ↓  ↓  ↓

 しかし、確かに何処ゾのレビューで見たように、
 アクションと観念的なセリフが多いだけで、
 全体の印象としてはいささか散漫だった様に感じた。

 アクションの派手さであまり気にならない様な作りには
 なっているのだが、アクションとアクションの間が
 どうもしっくり繋がってこない気がするのだ。

 繋ぎの部分がどうも観念的で、物語としての繋がりが
 見えにくいせいなのかもしれない。

 キャストも皆格好良くはなったが、せっかく出てきた新キャラが
 どうも中途半端なのがイマイチ。
 妖艶なパーセフォニーもツインズも、あれ?って感じで消えてるし…。
 ツインズなんか、もっと深追いしてくるものではないのか?
 次作があるにしても、あのシーンのみで消えてるのはやっぱり違和感。

 とにかくもう少し全体的にひとつの流れみたいなのができてると
 良かったのにな…というのが強い印象だった様な気がする。

 ちなみに、モーフィアスが竹中直人、スミスがタモリに見えて
 仕方が無い私だったが、今回、鍵屋さんが池のめだかに見えて
 しょうがなかった。
 頭痛いわ(苦笑)

 トリニティの後ろで嬉しそうな顔が印象的だったけどね、鍵屋さん。


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