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錨様> お返事差上げたいのですが、多忙につき落着くまでお待ち頂きたく。 遅くとも10日いっぱいまでにはお送りいたします。
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どう考えてもマズいと思いつつ、 今しかタイミングが無いという思いに急っつかれて読み切る。
きつくて今回はもう見送ろうと幾度となく思ったものの、 取り敢えず、映画『MOON CHILD』の勢いを借りてみた。
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本日読了の本
・五條瑛「R/EVOLUTION 2nd Mission 紫嵐 <Violet Storm>」双葉社
重い。
アジアの闇の話は、余りにかけ離れた処に居るだけに 余りに解らないだけに、決して解る事のできない重さを感じる。
このシリーズは単なるスパイ小説ではない。 作者の本当に言いたい事が何なのか、 (もの知らずには)読み取れないけれど、 そこには決して紛い物ではない闇が垣間見える。
だからこそ、とてつもない重さを感じてならないのかもしれない。
読むのがきついのは、自分が何かを“覚悟”する… という類の事が一切できていないからだろう。
闇に生きるしかなく、どうしようもなく闇の底に飲み込まれて行く 人間達を、決して理解する事ができないからこそ、 そこには侮ってはならない重さを感じるのだろうと、 勝手に想像してみた。
シリーズの次作は「心洞<Open Sesame>」。 今までのペースで行けば、今月来月中には出るのだろうか?
調べれば簡単に解る事と知りながら、調べる気になれないのは、 自分に果たして読み進める資格があるのか?という疑問か、 はたまた確かに実在するのであろう現実から目を逸らしたいのか。
取り敢えず、何かきっかけが無ければ読めない… そんな気がする。
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昨日読了の小説
・西尾維新「きみとぼくの壊れた世界 体験版」メフィスト収録 講談社
読みきりかと思いきや、読者への挑戦付きの尻切れトンボ。 解決編は後程ノベルス版で出るらしい。何だかなぁ…。
相変わらずこんな名前は居ねぇよ!的ネーミングの人々。 設定はどことなく有りがちな学園もの。
西尾維新が描く人間関係の中で、どこか妙にべったりしたモノが 読んでいていささか辛い気にさせる。
それでも段々この作者の作品にハマって行くような気がするのは、 上遠野浩平の「ブギーポップシリーズ」にも似た、 理由不明のノリの良さに惹かれているのかもしれない。
ノベルス版は、悔しいけれど出たら買うんだろうな…と思う。
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昨日読了の小説
・上遠野浩平「ジャックポットの匙」メフィスト収録 講談社
賭けの匙加減、それが解れば苦労はない…か。 比率がそういうものなのかどうかは解らない。
それにしても、弱小国の大使館が非合法カジノの会場… というのは、知る人ゾ知る常識なのだろうか?
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また深夜3時を回ってしまった。 今寝たら起きられない気がして、どうしようか思案している。
ホンの一年前なら、毎晩の事だったのに…。
どこかで緊張感が違っているのかもしれない。
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できる範囲の事なら可能な限り力になりたいけれど、 もう深入りする事はしないだろうと思うと、 ただ、聞くことだけしかできない。
関わるならオールオアナッシングだ。 中途半端に関わるのが一番良くない事だと学んだばかり。
できる事とできない事がある。 貸せる知恵は貸すけれど、後は当人がするしかないのだ。
踏み越えてはならない一線、その手前で留まる事、 それが一番正しいのだと、言い聞かせて留まろう。
学べ。 同じ轍はもう踏むな。
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