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2003年04月29日(火) 「秘神界−現代編−」

昨夜はそんなつもりも無く10時頃から布団と戯れていて
そのまま寝入ってしまいました。

何かの反動でしょうか。

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なんかねぇ、周囲が揃って不調です。
それもかなり絶不調に近いものが多々。
別に横の繋がりがある訳じゃ無いんですけれどねぇ…。

たまたまバイオリズムの降下が重なっているのか、
はたまた何かがリンクしているのか…。

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この時期、私事多忙です。
これだけは避けたかった…みたいなのがあったりとか。

明日はバックレた方が無難か、行った方が安全か思案のしどころです。
つか、逃げてることの是非…とみたいな部分に
自分的な確定ができていないという処に問題の根本があるようですが…。

連休明けには次の工事が来るんですが、
工事しないと今年もエアコン無しですから来てもらわないと困ります。
でもまた1日潰れると思うとなぁ、今から頭痛が…。

工事が終ると、人が来たり人が来たりしますね。

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なんか要するに、その辺の気重とか不調の波のリンクとか
そんなのの反動が来たのが昨夜…、なのかもしれません。

珍しく私事を語ってしまう所も反動?

***

小さな子供は苦手だ…。
否、子供ならまだマシな方かもしれない。
ことばが辛うじて通じるから。

ことばが通じない生物は須らく苦手である。
私の操れることばが…というのが適切か…。

何を考えているのか判らない生き物は苦手だ。
大きさとは関係無いのかもしれない。

***

本日読んだお話

書き下ろし<クトゥルー神話>アンソロジー
 「秘神界−現代編−」創元推理文庫 から

  この本、佐野史郎が書いてるから借りてきたのだが、
  取り敢えず冒頭が佐野史郎だったりする。

 ・佐野史郎「怪奇俳優の手帳」

  佐野氏が昔関わった某TV局のドラマの裏話みたいな話である。
  そのドラマの話は佐野氏があちこちで書いているのだが、
  この話もその延長線の様に実際のその時の逸話がまんまベースに
  なっていて、いったいどこまでが本当でどこまでが虚構なのか
  どうも良く判らない処が如何にも内容と良く合っていて可笑しい。

  どう見ても自身がモデルである主人公の性格が、
  どこまで本人と通ずるのか、その辺が興味深いのだが、
  未だにどっちなのかは良く判らない。

  作家としての力量にはいささか疑問があるので、
  佐野氏本人に興味の無い人にはどうなんだろうなぁ…という所。


 ・牧野修「屍の懐剣<ネクロファロス>

  相変わらず観念的な書き方をする人だと思う。
  「普通」では無い感覚を上手く伝えてくる様な“気がする”。

  リアルというものを実感する方法とは何だろう?
  人は余りに「普通」であり過ぎるとリアルを感じられないものなのか。
  最近どこか全然別の場所でも同じ様な事を読んだな…と思い出した。

  余りにも普通、余りにも平凡を心底望んでいる人が
  どれほど居る事か。
  普通で平凡な人々には想像が付かない。


 ・柴田よしき「語りかける愛に」

  自分が元々この世界の眷族ではない…という感覚は、
  どの程度の人が抱く感覚なのであろう。

  でも、そういう話は良く聞くよね。

  それが幻想なのか妄想なのか良くは判らないけれど、
  迎えに来る存在が居たら、呼び掛けて来る者が居たら、
  あなたはそれに応えますか?

  +++

 700頁強のアンソロジーで、取り敢えず知ってる名前の部分だけ
 抜き読みしてみました。あ、まだ荒俣宏なんてのも居てるなぁ。

 ラヴクラフトの神話ってのは遊びやすいんでしょうかね。
 一種要するに同人誌みたいなもんなのかもしれないと思います。
 ダーレスとかさ、一番の立役者だし。

 こういうのを読んで、ちょっと自分も書いてみたい…と思う人が
 ますます増えるんだろうなぁ…って思ってみたり。

 なんか私は読むだけで良いやって気がしますけどね。

 昔ほどこういうのに恐怖感や高揚を憶えなくなったのは、
 リアルを感じる場所が変わってきたから…なのかなぁ…。 


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