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2003年03月30日(日) オカメインコに雨坊主

労働と仕事… の微妙な違い。

そゆ考え方というか割り切り方、というのもあるのですねぇ。
ただ、それでいくと自分は労働というものが
し辛いタイプなのかもしれません。

何でも経験してみるのが…とも言うけれど、
柵とか情とかそゆものがズシズシとのしかかっちゃって
割り切るってのができないんですよねぇ。

そのくせ切る時には一気にバサーッとやるから
結局は情もへったくれも無い訳で、
だったら最初から割り切っても良さそうなもんなんですが…。

***

本日読了の本

・芦原すなお「オカメインコに雨坊主」文藝春秋

 何故かわけも無くタイトルに惹かれて借りてきました。
 作者を知ってた訳でもありません。

 何かに引かれるようにやって来て居着いてしまったぼく。
 妙にシニカルに自分を見つめている女子小学生。
 ちょっと惚れっぽい英語教師。
 あるがままを受け入れて生きているばあちゃん。
 猫と犬とそして鳥。
 素直な心の人々が住む場所だから出て来る不思議な生き物(?)達。

 暖かな絵本の挿絵の様に、お日様の暖かさや雨の濡れ方、
 花の香りや鳥の鳴き声が全て感じられるような優しい物語。

 何故か、和風なイラストを描かれる某方の絵が、
 ずっとイメージの中に浮かび続けました。

 生きるという事を生きている人々と動物達、
 久しぶりにそんな物語と接したように思います。


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