ひとりアライグマ同盟バナ 朶話事 たわごと

目次最新来し方行く道


2003年03月25日(火) ジンクス・ショップ

蒼様>今回のは「しかりべつ」かな。ちょっと悩みました。

***

昨日読了の本

・上遠野浩平「ブギーポップ・スタッカート ジンクス・ショップへようこそ」電撃文庫

 ブギーポップシリーズ第11作目。

 確かに、これだけ科学が進歩しようとも、
 人はジンクスを信じジンクスに頼ろうとする。
 だから確かに、ジンクスを自由に出来、ジンクスを見通す事ができれば
 最強になれるのかもしれない。

 ただ、ジンクスというのは諸刃の剣で、
 良いジンクスと悪いジンクスがあって、
 常に良いジンクスのみを引き当てられる訳では無い筈。
 その辺りどうなんだろう?

 今回の、何となく印象が仮面ライダーみたいだ…
 と思ったのは何故だろう?
 どの仮面ライターなのか…もちょっと判らないし、
 別にライダーというキャラ自体でも全然無いのだが。
 物語全体のイメージと言うか…キャラの設定から匂いたつもの…
 とでも言うのか…(う〜ん、どれも違うやうな…)

 ブギーポップって、凄くキャラの話で、
 いろんな能力のいろんな組織のキャラが出て来るから、
 記憶不鮮明な人間にはすぐに「これ誰だっけ?」になる処が辛いです。
 そもそも絵に描けないキャラが多いのも原因?
 難しいんじゃなくて、みんな普通の顔してて外見的特徴が無い。

 それにしても記憶に残らな過ぎ…。
 文章が感覚的なのか、キャラが薄いのか…。

 読んでる瞬間は味がするんだけど、
 読み終った時にはもう口の中で完全に霧散している様な…。
 綿菓子みたいな読了感。

 あ、正にそれこそが、ぶわっと膨れてパチンと消える
 「ブギーポップ」なのかも。


目次最新来し方行く道
 mailhome@sub_racoonbooks/moviephoto