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映画『THE ＬＯＲＤ OF THE ＲＩＮＧＳ THE TWO TOWERS』 いやぁ、前作にも増して、ビバ！おっさん！な作品に仕上がっている。 って、結局見てる処はそこかぃ！と、お約束な突っ込みを 入れられそうだが、前作ではまだあどけなかった青年達も、 みんなすっかり精悍な顔つきになっていて、揃いも揃って おっさん臭かったんだから仕方が無い。(仕方が無いのか！) 既に見てきた人達の感想を聞くに、前作よりずっと迫力が増して 面白かったという人が多かったが、成る程と思わせる物はある。 旅の一行が３つに分かれた事で、物語の流れにメリハリが出来、 随所に見せ場も増えた。 あまりにドド暗くなるんじゃないかと恐れていたフロドの一行も、 ゴクリ(ゴラム)のキャラが一種の(軽い意味ではない)コミカルさを 醸し出して、暗くなりきらずに済んでいるのが嬉しい。 　＋＋＋ さて、キャラはというと、 アラゴルンは相変わらずアラゴルンだけど、 ズタズタのボロボロでも格好良いねぇ。 精悍さが加わったレゴラスは前作以上にオトコマエになった。 ギムリはひたすら“可愛い”の一言に尽きる（笑） フロドはあまり変わらんのだけど、 サムはとことん「男」を上げてますよ〜。 でも、ガンダルフはすっかり笑顔が素敵な好々爺だ（おい） (死んだはずだよガンダルフ…　とおっしゃる向きもあろうかと思うが、 予告編と言わずＴＶＣＭと言わずガンガンご出演なさっている事でも有り ネタバレ〜！と怒らないで頂きたく) 困った事に、事ここに至って尚、メリーとピピンの見分けが付かない。 原作を何度読んでいたって、映像とは関係無いからなぁ…。 二人並んだところなんて、一瞬双子かと思いましたぜ。 　＋＋＋ そして肝心のストーリーは… ２０年前、バクシが作った133分のアニメーションで描ききった辺り… のちょっと先位までしか進んでません。 こんなんで、三作目で終るのか！ ってまぁ、バラド＝ドゥアはもうすぐそこ…だけどね。 　＋＋＋ さて、前作ではどうにも赤髪のおっさんにしか見えなかった アラゴルンも、何故か今回はそんなでも無くてちょっと安心(何にだ！) してたら、今回はセオデン王の相談役、蛇の舌のグリマくんが、 最近話題のマ○ケル・ジャ○ソンに見えてどうしようもなかったよ（笑） 　＋＋＋ ラストは良い処で切れてて、原作知らない人はますます苛々って 感じですね。次はいよいよあの女＜ひと＞が出で来るらしい。 どんな造形になるのか、今から非っ常〜に楽しみなのだ。 という訳で、とりあえずもう一度 　　　ビバ！ おっさん！ 　もう、ええって… ＊＊＊ ちなみに、原作を結構何回か読んでる私としては、 三作目もそこまでは「早く〜！」ってならないんだけど、 今一番見たいのが「マトリックス リローテッド」。 もう、予告あってからずーーーーっと待ってるんだよねぇ。 なにせ、あれもビバ！おっさん！な映画だからなぁ…。 　やっぱり、それかい！