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昨日読了の本
・芦辺拓「時の密室」立風書房
芦辺拓の作風(一部の、かもしれないが)というものが、何となく判った様な気がする。
「グラン・ギニョール城」「地底獣国の殺人」と読んできて感じた目眩の様な感覚、 それは今回出てきたアイテムの中に感じるものにそのまま繋がる様に思える。 「時の密室」という物語の中で起こる事件の中にある目眩と、 そのアイテムの持つ目眩と、そしてそれら全てを包含する物語全体から感じる目眩の感覚。 少なくとも既読三冊に共通する感覚が、この“目眩”だ。
「グラン・ギニョール城」の時にはそれと解らず読んで、途中感じた “一瞬着いていけなくなる感覚”が何に起因するのか…の種明かしが、 「時の密室」の中にある…そんな気がした。なる程…と思った。
前回「地底獣国の殺人」がちょっとな…と思ったのは、実はこの “着いていけなくなる感覚”が大きすぎたせいである。 これはもう、完全に好みの問題…という範疇のもので、芦辺の作風そのものの問題では無い。
という訳で、目下芦辺はかなりお気に入りになりつつある。 多少の当たり外れはありそうだが、余りに遊びに走ってないものなら結構行けるんじゃないかと。
ちなみに、今回のアイテムは相当にお気に入りです。 出て来る事件の、どこまでが創作でどこまでが史実なのか、ちょっと知りたくなりました。
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えっとですね、最近いささか気になっているんですが、ウチのサイトって日記サイトですか? 方々で聞くと、結構、そうなんちゃう?と言われるんですが…。
というか、以前からの流れを考えるに、
・掲示板に書いてた更新報告を日記に載せるようになった ・以前だと「物思ふ〜」にしか載せられなそうだった様な雑感を、 軽めにひょいひょい日記で書くようになった ・読書感想を日記に載せるようになった ・んで、元々お絵描って一ヶ月に一枚とか…下手すると3ヶ月に一枚とか だった事ない?
てな訳で、この日記が実は全然日記じゃなくて、どんどんゴタ混ぜになっている… というのが日記サイトに見える原因?
などと、最近ぶつぶつと考え込んでいます。 更新報告は止めちゃおうか…とか、「物思ふ〜」を軽めにどんどん増やそうか…とか、 読書感想は雑記のみにしようか…とか、考えてしまうんですが…、 でもそれしたら、この日記に書く事無くなっちゃうよ…とか思って、 それに多分、今の形の方が見てくれてる人にも便利そうだよな…とかも思って、 相変わらずいろいろとジレンマに陥ってます。
つかね、はっきり言って、トップのカウンタが一日一桁しか上がらない事すらある…という事実が、 凄く寂しいというか、しんどいのかも…というのが本音かもしれません。
サイトやってると必ず通る凹みなんでしょうけれど、なかなかにねぇ、割り切れません。
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金木犀の花が咲き始めています。 日中は暑いですが、季節は確実に移ろっている様です。
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いろいろと画策しているのですが、上手い事行きません。 思いっきり行きたかったんだけどなぁ…。
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