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本日読了の本
・中島らも作「さかだち日記」講談社文庫
中島らもの日常日記である。こうして見ていると、しょっちゅう海外に 出ている人だなぁ…と、感心する。後書きによると、最近は手が震えて 口述筆記だとある。文庫が出た今、どうなのだろう?
日記の前後に入っている、野坂昭如との対談がいろいろとエグいしエロい。 そして中でもやはり、アルコール依存症に関しての話が興味深い。
「アル中は身体とアルコールの関り、依存症は精神とアルコールの問題。 だからアル中は治っても、依存症は治らない。」 そして、 「意志とか理性の問題ではなくて、血圧を高い人が意志でもって血圧を 下げられないのと同じで、薬で治すより手がない。」 と。これ両方とも野坂昭如のセリフである。 思わず、う〜ん…と唸ってしまった。アルコールじゃなくても同じだもんな。
ちなみに、見るとも無くひょいっと挿絵を見て、「あ、ひさうちみちおだ」 と感づいてしまう自分も、大概嫌だ。
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+TVネタ+
白蟻博士のお話から。
白蟻は基本的に一夫一婦らしい。が、雄よりも女王の方が圧倒的に多いと言う。 では雄に出会えない雌はどうするのか…。 なんと白蟻は、雌同士でカップルになり、単為生殖をするのだそうな。
(単為生殖なんだったら別にカップルにならんでも良いじゃないかとも 思うのだが、その辺は、卵を産むきっかけになる何かが必要なのかもしれない。)
さて、シャーレか何かに隔離して実験した二匹の雌のカップル、 ここに、雄を一匹混ぜるとどうなるか…。 するとすると実に、あんなに仲が良かったカップルの雌同士が 殺し合いをして、勝った方が雄とくっつくのだそうな。
白蟻博士の曰く、 「男ができたら、はいさようなら…な、女子高生の友情みたいなヤツですね」 妙〜〜に、言い得て…という感じですねぇ(苦笑)
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