一日後記

2008年07月21日(月) ギャップ。

前から観たいと思っていた“クライマーズ・ハイ”を観てきた。

日航機事故に関する本は何冊か読んだけれど
主に事故そのものを書いた本が多かった。
だからそれを報道する側の視点はどうだったんだろうという
興味を持ったのが、観たいと思ったきっかけだった。

予め原作も読んだ。そちらは面白くて一気読み。


映画の方は臨場感もあり
当時携帯も殆ど普及していない時代、いかに現場の状況を伝えるかなど
やはり小説で読むよりずっとリアルに感じる部分が多い。

ただ、残念なのはちょっと色々詰め込みすぎて
結局メインが何なのかがぼやけてしまったように思う。
原作が文庫本で450頁以上あるから
それを約2時間半におさめるのは若干無理があったのだろうか。


それにしても白河社長役の山崎努さん。
決して嫌いな俳優さんではないのだが、いくら老獪な役が似合うとはいえ
やり過ぎ感が拭えず観ていて嫌悪すら感じた。

逆に良かったと思ったのは堺雅人さん。
私としては好きでも嫌いでもない俳優さんだけれど
あんなに凄みのある眼ができる方だとは思っていなかった。





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